家庭教師 悪魔の儀式

著者: 栗原英介

本販売日:1987/01/23

本定価:535円(税込)

ISBN:978-4-8296-0105-1

シチュエーション

地を這うような涕泣の音に誘われて、

家庭教師・香織の処女を貪りつくす少年。

柔らかく甘い感触が少年を凌辱鬼へ変えていく。

母・夏代、アイドル・真見、従姉・恵子……。

背徳感に苛まれながら秘悦に溺れる裸身は、

少年をますます”悪魔”へと目覚めさせていった!

登場人物

かおり(21歳)女子大生

なつよ(40歳)実母

まみ 女優・アイドル

けいこ(23歳)年上女(若)

みゆき(25歳)女教師

本編の一部を立読み

「足をおっぴろげて、奥まで見せてくれよ」

せせら笑うや、修は無造作に掌を当てた。

香織がつんざくような悲鳴を張り上げた。内腿がブルッとけいれんし、豊麗な双臀をひねって、逃れようとする。

修はもわっとした繊毛に指をからませ、

「開かないと、ひきむしるぞ」

と、何本かを強く引きぬく真似をした。

しかし、香織は苦痛にうめいただけで、むしろ、いっそうかたくなに両腿を交差させて修の指の侵入を拒むのである。

仕方なく、修は指頭を立てた。

「ヒイッ、そんなことは、よしてっ」

真っ赤に上気した美貌が、おぞましい感覚にゆがんだ。激痛で、引き締まった腰が横へよじれ、腹部に皺が生じた。

修は微妙に指頭をうごめかせたものの、それ以上は不可能だった。なまあたたかい肉のけいれんを感じただけである。それでも、情感は昂まっていた。香織の裸身を見、漆黒の翳りをなぶったことで、股間が熱くうずいていた。

「先生のヘアーを見ていると、たまらなくなってくるなあ。ほら、先生……」

修はブリーフを脱ぎ捨てた。黒い剛毛のなかに、脈摶つものが反り返っている。熱気を放ち、強靱に充血した昂まり。それにちらっと眼を向けた香織が、狂ったような悲鳴をほとばしらせた。

「い、いやァ――」

修が素っ裸になって、まといついていくと香織は下腹のあたりに、男の剥き出しの感触を知覚して、本能的に身をずり上がらせた。絶息したようなうめきが噴き上がる。

「わかるだろう、おれの昂奮状態が……」

修は、そけい部におしつけ、こするような動きを示した。行為直前の愛戯のように、下腹部を接し、香織の怯えた表情を愉しんだあとやおら起き上がり、

「先生の顔を見ながら、やらせてもらうよ」

と、胸の上にまたがるのだ。

香織は朱色に染まった顔をそむけた。それを、修は自分の両膝で、吊り上げられた香織の両腕と一緒に挟みつけ、無理矢理に正面を向けさせる。

巨大なものが、香織の頬を小突いた。端麗な美貌を、鼻といわず、唇といわず蹂躙した。ひしと両目を瞑って、香織は悲鳴をあげつづけている。

「キャアーッ」

腰が断続的にけいれんし、熱いものが香織のゆがんだ顔一面に、勢いよく飛び散った。

そのショックで、香織は失神していた。

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