本販売日:1998/02/23
電子版配信日:2010/01/29
本定価:535円(税込)
電子版定価:660円(税込)
ISBN:978-4-8296-0803-6
二十歳の処女学生・真紀子を襲う人生最大の衝撃!
「ああっ、智之さん、許して!……」
恋人の名を呼びつつ、無垢の柔肌が屈辱にゆがむ!
乳房は嗚咽に揺れ、獣欲の息吹が恥草をなびかす!
前を、後ろを蹂躙する性獣の触手が這いまわる!
誘拐、緊縛、破瓜……真紀子を待つ暴辱の一夜!
まきこ(20歳)女子大生
本編の一部を立読み
「どうしても、だめ?」
智之のささやきに、真紀子は首を縦に振って答えた。
仕方がないな、と智之は、決着をつけるために立ちあがった。真紀子の横座りのうしろ姿を見下ろしながら、ズボンのベルトをゆるめた。
智之の気配に真紀子が気づいたときは、すでにブリーフも脱いで、下半身は丸出しだった。
智之はその格好で、パンティ一枚の真紀子に組みついた。
あっと驚愕の悲鳴を発して、真紀子は逃げようとする。その身体を押し倒した。
「やめて、何をするの!」
「きみが欲しいんだ。今夜は帰さない」
興奮のうめき声を放ちつつ、気の動転している真紀子を仰向けにねじ伏せると、柔軟にくねり舞う腰にまたがった。
「智之さん、約束がちがうわ。だめよっ」
真紀子の顔が戦慄と恐怖ですっかりこわばっている。
頭を左右に振り、身をよじってあばれた。
両手をつかって、智之の胸や腹を打ちまくった。腰を跳ね上げて、智之を振り落とそうとさえした。
そのすさまじい抵抗に、智之は恐れを感じた。予想以上のあらがいかただった。しかし、中止するわけにはいかない。意地でも、真紀子を従わせるほかはない。
智之は、あばれまくる両手を取り押さえた。それを頭の両側にねじり押さえて、真紀子の顔を見た。
真紀子はハアハア息をしながら、智之をにらんだ。
「真紀子ちゃん、いいだろう?」
智之は心の片隅で、まだ真紀子の協力を期待していた。あきらめて、おとなしく迎え入れてくれるのを願った。
「きみのすべてを欲しいんだ。許してくれるだろう?」
「おねがい。乱暴しないで」
「おれのいうことを聞いてくれる?」
「今は、まだいや。それが約束よ」