僕の母[ママ](下)

著者: 高竜也

本販売日:1986/12/23

本定価:535円(税込)

ISBN:978-4-8296-0098-6

シチュエーション

執拗にエスカレートする息子・直紀の性戯。

いつしか禁忌に疼く美穂子は愛と背徳の狭間で悶える。

悪友の姉を犯す代償に母の美体を差しだす直紀には、

剃毛され、貫かれる母の屈辱と懊悩はもう届かない。

凶暴化する息子の「愛」に悲嘆した美穂子が向かう先は?

母子相姦の鬼才・高竜也、渾身の書き下ろし700枚完結!

登場人物

みほこ(36歳)実母

りょうこ(24歳)女優・アイドル

ともえ 年上女(若)

本編の一部を立読み

「お願いよ……やめて!」

涙顔で我が子の良心を喚起させようと訴えたが、あくまでも直紀の目は冷たい強姦魔の輝きを失おうとはしなかった。たっぷりしたパジャマを突きあげているこわばりが、いやでも視界に入ってくる。

「私はあなたのお母さんよ」

「だからできるのさ。赤の他人を強姦したくはないからね。お母さんなら許してくれてもいいじゃないか」

「ああ……あなたは間違っているわ。やめるのよ」

呻くような哀願の言葉も、少年の耳には入らなかった。美穂子の腰のあたりに上半身を重ねて押さえつけると、黒い茂みに飾られた魅力的なふくらみをそっと撫でた。

美穂子は自分の股間が、指の戯れでまだ濡れていることに気づき、あわてて腰をひねったが、直紀の力は万力のように強かった。あそこをいじられてしまえば、たとえ相手が我が子でも、いつしか我れを忘れてしまうのは、先日の例からも明白である。美穂子はそれが怖ろしかった。自分自身がそれに溺れてしまうのがたまらなくいやだった。

「直ちゃん、いつからそんなに悪い子になってしまったの。もう、やめて……こんなことは許されないことなのよ」

「そんなこと言ったって、もうすんでしまったじゃないか。一度でも二度でも同じさ」

「いけないと気がついたらやめるべきよ」

「じゃ、僕が強姦魔になってもいいんだね。見ず知らずの女に、こんなことをするようになってもいいんだね」

「そんなこと、違うじゃないの……」

「じゃ、お母さんは、こういうことが嫌いだって言うの?」

突然、肉唇を指でなぞられた美穂子は、喉の奥で声にならない嗚咽をあげてのけぞった。

「ほら、気持いいくせに」

勝ち誇った息子の声に反撥を覚えたが、さっきから濡れっぱなしの亀裂に指先がずるりと滑りこんでくると、息がとまるほどの疼きが全身に伝播し、美穂子は無意識のうちに肉唇をプルルッと震わせた。

「やめて!……やめるのよ……」

口について出る言葉は次第に力を失い、はかないものになっていく。そのくせ、股間は泡立つ悦びに悶え、歓喜に打ち震えるのだ。

息子の指はその弱点をすべて知っているかのように、ぴったりとはりついて、一向に離れようとしない。美穂子はせめてもの抵抗の姿勢を示して、太腿をよじって指から逃げようとすると、かえって奥へと侵入し、次第にぬめりを増してきた柔肉や周辺の粘膜を前後左右に撫でまわす。湧出する愛液は、あまねく股間全体にひろがっていった。

そのうち、美穂子の全身は腑抜けのようになって、まったく抵抗する意志を失い、ともすれば息子の指の動きに合わせて切なそうに揺れ動く有様だった。

直紀は両親の部屋に入る寸前に、自分の手で一度、大量のザーメンを放出して、いつもの緊張感から幾分たりとも解放されていたから、そうガツガツすることなく、母の裸身に余裕をもって愛撫をほどこしていた。

しとどに濡れた粘膜には、母の欲望の怨念がはりついているようで、直紀はそれを飽くことなく眺め、そしていじりまわした。

「あっ……うう……うっ!……」

必死に耐えて声をあげまいとつとめる美穂子だったが、全身を襲う快楽の波の勢いはとめようもなく、身をよじって喘ぎ、肉唇の奥から恥ずかしいほど多くの淫汁を流しつづけた。

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