「あああッ、そこよ、そこなのッ!」
しなやかな裸身が妖しく跳ねる。
軋むダブルベッド、弾ける白い飛沫……若鮎のような少年の肉体に触れ、
いやがおうにも高まっていく義母・弥生。
「あッ、いや……やめてッ!」
初めは固く閉じていた両脚も開ききって、
熱い剛直を期待する美しい母・久仁子。
一人息子に受け継がれた遊蕩の血に、
義母が、実母が、悶え、苦しみ、
また、愛の悲劇が繰り返される――
やよい(29歳)義母
くにこ 実母
ゆりえ(25歳)人妻
ちかこ(38歳)義母
本編の一部を立読み
春也にとっては何もかも珍しい別世界であったから、彼はもう夢中でそのあたりをいじりまわし、まるで新しい発見をした科学者のように、のぞいたり触ったり、時にはペロリと舌を出して舐めたりもした。
「うわっ、わわ……アーン……もう……」
その接触の仕方がまるで不規則だったから、かえって弥生にとっては刺激が強烈で、弥生は次第に狂ったように裸身をくねらせる。言葉にこそ出さなかったが、一刻も早く男の一物で濡れそぼった秘肉を突き刺してもらいたかった。
下半身がまるで別の生き物のようにうねり、蠢いているのが自分でもわかる。
早くして! 早くあそこに入れて!……
弥生の願いが通じたのか、とうとう柔肉の中心に男の硬いものが当たった。
いよいよくる……。そう思うと弥生の胸は、初めてそれを迎え入れる乙女のように高鳴った。
春也の一物は、入口のあたりでさまよっているふうである。
「早く入れて……」
とうとう弥生は、禁句の言葉を知らず知らずのうちに口に出していた。
その先端はひどく大きくて弾力性に富んでいた。とても十七歳の少年のようには思えない。
そして、とうとうそれは入ってきた。
「わっ……うわわわ……ああっ……うーん」
熱い一物は今度こそ何のためらいもなく突き進み、愛液で濡れた唇の間を切り裂くように、奥へ奥へと侵入した。肉襞は快く迎え、男のものに嬉々として絡みついていく。
「あっ、ママ……」
ぎごちない少年の腰の動きは本能的なものに違いない。ぎくしゃくとした動きがかえって新鮮で、弥生は自らも腰を持ちあげて協力し、少しでも多くの快楽をとりこもうと努めた。
春也が動くたびに鋭敏な突起が男の一物の柄元で強く押され、そこからたまらない愉悦の波が四方にひろがった。弥生は優しく両手で春也の頭をかかえこみ、両脚を高くあげて、腰を巻きつける。
「アッ、ママ……出ちゃうよ……」
少年の切羽つまった声がひどくセクシーに聞こえ、それだけで弥生も達しそうな気分になっていた。
「いいわ、出しなさい……うんと出して……」
母として言うべき言葉ではなかったが、もう今となってはどうでもよいことであった。
「あっ……あっ、あああ――っ」
突然、子宮の入口に熱いものが勢いよくぶち当たった。その瞬間、弥生の身体の奥深いところから、説明しがたい痺れが湧き起こり、津波のように隅々にまで拡散していった。
「あっ……いくわ……ママも!」