静謐な院内で院長に迫られる未亡人女医。
白衣の下に息づく、豊かな裸身が晒される。
夕暮れの医務室で、深夜のレントゲン室で、
犯され、嬲られ、やがて濡れ光る女医の秘唇。
凄艶な腰が剛直を追いかけるように揺れて
忘れかけていた肉の悦びが甦った!!
さえこ(30歳)女医
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ニヤニヤしながら、男は恥毛の上にアイスクリームのように盛りあがったシェービング・クリームを掌でのばすと、冴子が疑問を感ずるいとまも与えず剃りだした。黒字の絨毯に一条の白い道が出来ていく。
あっ、やめてッ……。
物言わぬ冴子の腰が、そう言いたげにもがき、目がカッと見開かれて下を見た。男が顔をあげて、恐怖と羞恥に歪んだ冴子の顔を見て楽しそうに笑った。男は楽しみながらカミソリをヴィーナスの丘に当てて、ゆっくりと恥毛を刈り取っていった。すっかり恥毛が姿を消すと、少し青白く光った肌が露出する。
「動くな。怪我するぞ」
男は低く押し殺した声で冴子を制すると、指先で肌を引っぱるようにして伸ばし、短く残った女陰の飾り毛を丁寧に処理していく。
「おさねが出てる」
マスクの下の眼は笑い、声は子供のようにはしゃいでいた。
「ほら、すぐに触れる」
男がいやらしく言った部分が、サッと指で掃くように撫でられると、冴子の大腿に力がみなぎり、腰がガクンと揺れた。
感じちゃいけない、と思ったが、今までの例からすれば、そこをいじられたり舐められたりすると、意志と関係なく、体が勝手に反応してしまうのは目に見えている。
ああ、どうしよう、どうしたらいいの……。思う間もなく、男の指は美しい繊毛の消え失せた歓びの丘を撫でまわし、すでに疼きはじめている肉の亀裂にスルリと滑りこんだ。
たちまち冴子は反応した。息がとまり、全身がほんの一瞬、小刻みに震えた。
つくづく、情けないと思いながら、この時、冴子は奇妙なことを考えていた。
自分の指では、なかなかこうは簡単によくならないのに、どうして、こんな男の指にかかると感じてしまうのかしら?……
実際、それから男の指が濡れている部分をまさぐりつづけると、冴子は自分の疑問も忘れて、身をよじって喘ぐしかなかった。
「赤ちゃんみたいだ」
もう一方の手が、芝草のすっかりなくなったふくらみの上を這う。ゾクッとするような快感に下半身全体がこわばった途端、子宮がズリさがり、奥からトロリとしたものが膣口の外に流れでる。
「ほほう、おつゆが、ほれ……」
男は、びっしょり濡れた指を肉裂から引き抜くと、冴子のかすんだ眼の前に運び、そら見ろとばかりに突きだした。あわてて眼を閉じたが、なんともいえない匂いが鼻孔をくすぐる。冴子自身の吐き出した匂いから逃れようと顔をそむけると、男は濡れた指先を、ペタリと頬に押しつけてきた。男のぬるぬるしたものとはちょっと感じが違う。