誰もが羨む若き社長夫人の身でありながら、
綾子は一夜だけの条件で、他人に身を任せる……。
夫の裏切りを知ったいま、
綾子は生まれて初めてケモノのポーズをとり、
男の肉塊を秘唇と唇で貪りはじめた!
あやこ(27歳)人妻
あやこ(32歳)OL
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「見てごらんよ」
「恥ずかしいわ、自分のを見るなんて……」
「見たことないのかね?」
「そ、そんなこと……」
お聞きにならないで、とまたしても媚情をこめた目で訴える。宝田は、綾子が羞恥で真っ赤になるのを嗜虐心を高まらせて楽しむ。
「河津くんとはうまくいってるのかね?」
首を横に振りかけた綾子は、こんないい時に夫のことなんか尋ねる宝田の無神経さが恨めしく思われた。
「さ、首を伸ばして」
首筋を掴まれ押さえつけるようにして、宝田が強引に股間を眺めさせる。そこに一本の太い筆が、穂先を花弁に踊らせていた。
「綾子の蜜で描かせてもらうよ。さ、もっと脚を大きく開いて、ドンドン筆に蜜を沁みこませてくれ」
「ああ……そんなこと、恥ずかしい……」
宝田の意に応じようとすれば、穂先を蜜壺に挿入しなければならない。それがわかっていて、わざと宝田は頼むのである。
「入れて……」
蚊の鳴くようなかぼそい声で、綾子はうながした。
「今、何か言った?」
「……意地悪」
甘えて媚情の目で見上げる綾子の乳首に、宝田は筆を移動させる。ツンと硬くそそり立つ乳頭に、ふさふさとした狸の毛の穂先がチクチクと嬲りはじめる。乳輪が赤黒く充血の度を増し、乳房が固く膨らむ。
「どっちがいいかね、綾子?」
「ああ、そんなこと聞かないで」
「言わなきゃ、二個所同時にためしてみるよ。それでもいいかい」
「いやッ……だから入れてって……ああ、もう、わたし……」
「じゃ、綾子のその手で入れて見せてくれないか。この白魚のような綺麗な指のほうが、君のオマ×コにはよく似合う」
その宝田の言いまわしが、みさか峠に登った時、太宰治の碑に刻まれていた“富士には月見草がよく似合う”の句を綾子に思い起こさせた。
綾子は筆の柄を握りしめると、穂先を蜜で光っている花溝に沿わせて刷き、身震いするほどの感覚にうっとりなりながら、入れますわよとばかり、ズブリと穂先を肉舌に埋没させた。