捲られた和服から現われた白い太腿
驚愕と恐怖と屈辱に慄える黒い縮毛
羞恥に戦きつつも濡れ光る赤い秘唇
新妻の麗美な痴態は男の獣性を刺激する!
淫れた私を見たら、夫は何と言うだろう……
交通事故の代償として暴虐を受ける裕子は27歳!
ゆうこ(27歳)人妻
じゅんこ その他
まき(20歳)女子大生
本編の一部を立読み
とうとう初対面の男の前で、股間を丸出しにしてしまった。
土井原が裕子の恥部をじっくりと見つめながら、指で左右に押しひろげた。
かすかな風が亀裂にしのびこんでくる。黒く茂る恥毛のなかで、裕子は思わず縦長の舟型のスリットを震わせた。拒んで抗っているつもりが、股間の淫花は潤沢に濡れそぼり、妖艶な薄紅色を呈している。女の生理の哀しさなのだ。嫌忌している相手にさえ、女性器は刺戟されるとほころんでしまうのである。陰核から悩ましく分かれる肉弁につつまれた蜜壺のなかでは、段階状に薄紅色に染まる折りたたまれた襞が、ヒクヒクともの欲しげに息づき、男の指の挿入を乞うかのように妖しく蠢いている。
土井原がこらえかねたように、唇を膣口にぶちゅっと押しあてた。すぐに蠢動する大アサリ貝が、貝柱を巻つけてくる。土井原の舌がそれをついばみ、淫靡な乱舞を繰りかえす。
肉芽といわず秘唇といわず、激しく玩弄する男に身を任せた格好で、裕子は仕方なく瞼を閉じた。しかし、見えないことはいっそう感覚を倍増し、かえってそこに神経が集中してしまう。
「ひいッ……むむっ……あ、あ、あ……」
もらすまいとすればすれほど、悦虐の呻き声がもれてしまう。
花芯の奥まったあたりまで、固く尖った棒のような舌がもぐりこみ、秘孔を弄ぶ。
瞬間、下腹部から乳房へかけて、電流のような恍惚感が襲いかかった。裕子は躯の芯が溶けてしまいそうな愉悦に、もうどうなってもいいという棄て鉢な気になった。波のように繰りかえし襲いかかってくる快感に、女体はもっともっとと、さらに深い感覚の歓びを求め、みっしりと張りつめた腰を自ら揺さぶりだすのだ。
男の舌と指とが交互に秘肉をかき分け、その間隙をぬうように唾液でいっぱいの唇を押しつけられる。まるで肉襞を丸ごと吸引されるような愛撫に、裕子は夢うつつに淫裂を土井原の顔面に押しつけ、こねまわしていた。
夫のある人妻の身で、行きずりの、まだ会って一時間とたっていない男とこれほどまでに激しく燃えて、道ならぬ情交に惑溺してしまった女の官能が、裕子は恐ろしかった。それでいて、恐ろしさが深まれば深まるほど、秘密の快楽も深まるのである。
男の頭髪をわし掴み、指を立ててかきむしりながら、裕子は脳裡で相馬の面影にしがみついた。