深夜、全裸で弟の部屋に忍び込み、挑発する!――
恐ろしい義弟の命令に、由佳梨の理性は麻痺し、
女体は何故か、戦きながらも濡れてしまう。
「俊ちゃん、お願い、抱いて。お姉さん、淋しいの」
眼前には実弟の熱い目、ドアの陰には義弟の狂った目が、
艶めかしい姉の演技と美しき裸身を見つめていた……。
ゆかり(18歳)姉
りつこ(38歳)義母
本編の一部を立読み
眼下に由佳梨の白い裸身が、視線を羞じるように横たわっている。皮膚のところどころに、舐めまわした際についた唾液の跡があった。
ふくよかな胸。細くくびれた胴。新雪のスロープを思わせる下腹の窪みと、そこから急に盛りあがっているヴィーナスの丘……貼りついた黒い茂みが、俊也の欲情をこよなく刺激した。
由佳梨は羞恥心を忘れたかのように、ただ横たわっていた。男に抱かれる経験が生まれて初めてのものだったので、自分をすっかり見失っていた。俊也が両脚の間に入りこんできたとき、ようやく義弟が何をしようとしているかに気づいて狼狽した。
「いやっ……」
けれども体が動かない。痺れたかのように感覚がない。
もうろうとした目に、俊也が素早く裸になるのが見えた。まるで映画のスローモーション・フィルムを見ているようだった。
由佳梨は、それまで太腿や下腹部に感じていた硬いものの正体を、初めて視界にとらえた。太古の人が振りかざした棒のようであった。
俊也が上半身を覆いかぶせると、硬いペニスが股間の中心部に当たった。あわてて両手を突きあげ、俊也の腹を押したが、びくともしない。
「いやっ!」
再び叫んだものの、声が喉にからんだ。
俊也の胸が乳房を押しつぶしそうに重なった瞬間、かつて味わったことのない強烈な痛みが由佳梨の股間を襲った。正真正銘「ギャーッ!」という獣にも似た声がほとばしった。股が裂けた、と思った。
体をふたつに引き裂くようにして、恐ろしく太くて硬い、灼熱のペニスが内臓を突きあげた。わけもわからずに、由佳梨は義弟の体にすがりついていた。
俊也はそれを、由佳梨が許したものと錯覚した。
何か壁のようなものにペニスの先端が突き当たった。もうそのときには、爆発が間近に迫っていた。時間にして、ほんの五秒か十秒だった。
やみくもに体重をかける。たてつづけに義姉の悲鳴があがったものの、それとほとんど同時に、俊也は脳天に突き抜けるような快感を覚えていた。一気にペニスから芯が抜けていった。
「あっ、あっ、あーっ!!」
俊也もまた、由佳梨に負けないような唸り声をあげていた。
ペニスから熱いスペルマがほとばしった。その衝撃を、由佳梨は胎内にはっきりと感じた。