少年の肉体には青い獣が棲んでいる。
姉の悩ましいオナニーを覗き見ては雄叫び、
妹の水着姿に触発されては咆哮する。
その淫獣が解き放たれたとき、禁忌が破られ、
姉妹は女に…抉られるのを待つ牝になった。
白い肌が闇に艶めき悶える姦虐の部屋!
のりこ(23歳)姉
なみ 女子学生
本編の一部を立読み
「お姉さん……ぼくたち、とうとう……」
雅彦の言葉はそこで途切れた。急速に押し上げてきた性感に耐えるのに必死だった。この歓びを少しでも長く味わいたかったが、少年にとって快感を堪えるのは至難の業であった。
「あうっ……あああ……」
腰骨が軋み、肉棒が溶けてしまいそうだった。姉を抱く――夢でしかなかったことが現実になると、望んでいたにも関わらず、その歓びは呆気なく終わろうとしている。
一方の紀子もまた、冷静ではいられなかった。
膣のなかで暴れるペニスは、明らかに性感と呼ぶにふさわしい感覚を体の隅々まで送り込んだ。
その歓びがさらに大きく膨らもうとしていた。その時、体内で暴れていたペニスが、ひときわ大きく脈打った。紀子はそれが何を意味するのか、よくわかっていた。
「お姉さん!」
歓びの声を発して、おこりにかかったかのように体を震わせる弟を、紀子は力いっぱい抱きしめた。そして、そこで口をついて出た言葉は、
「まだだめ、……まだよ……」
うわごとのような呟きだった。
紀子が口走った直後に、激しく大きく痙攣した雅彦の若い肉棒が、一挙に熱い溶液をほとばしらせた。
「ああああっ!」
悲鳴にも似た声をあげて、紀子は体内で繰り返す爆発をしっかり受けとめた。