母と青狼

相姦のトライアングル

著者: 高竜也

本販売日:1993/12/23

本定価:535円(税込)

ISBN:978-4-8296-0528-8

シチュエーション

なぜこんなに濡れるの?なぜこんなに気持ちいいの?

乃里子の貞操を犯すのは青狼と化した義理の息子。

猛る剛直が胎内を乱し、荒い吐息が乳房を嬲る。

33歳の熟れすぎた裸身は、禁忌のなか、淫楽世界へ……

次の瞬間、ドアの脇に実の息子が立っていた!

ああ、悲劇、悲劇、悲劇!!……

登場人物

のりこ(33歳)実母

はるか 女子学生

本編の一部を立読み

貴之は少年らしからぬ冷静さで、少しだけ腰を揺さぶった。

乃里子は強い接触を求めて、下からはしたなく腰を繰りだした。陰唇が硬いペニスに押されて左右に開く。割れ目全体に痺れるような感覚が湧く。性感でもあり、疼きでもある。

この性感を強めたい。疼きをなだめたい。そのために乃里子は我れを忘れて腰をグラインドさせ、両手でしっかりと貴之の腰肉を掴んで引きつけた。

熟女の狂態は、女に馴れた男でも胸躍るものである。ましてや貴之は、まだ経験も浅い十七歳の少年である。心がはやった。

入れたい、という気持ちが生じると、身も心も欲望が際限なく膨らみ、後戻りができなくなってしまった。

「お義母さん……僕、もう入れたい」

犯そうとする相手にではなく、協力者に向けられた言葉といってよかった。

その呼びかけに対して、乃里子はなんのためらいもなく、行先を求めて不安定に揺れる怒張に手を伸ばした。

たったそれだけのことだが、貴之は大きな意義を持っていた。義母が求めた、と彼は解釈した。

喜びが体内を突き抜けた。性的感覚をいたく刺激した。

ゆっくりと乃里子の手は亀裂に導いた。指先が筒先を引く。貴之は素直に押した。

そこに別世界があった。柔らかくて暖かい肉が四方八方からペニスをくるみ、優しく揉みこんだ。

「あああっ……ああああ……」

単調な呻き声ゆえに、かえって貴之にもたらされた快感の強さがうかがわれた。

乃里子にとっても同じだった。ようやく待ち望んだものが膣襞を制圧するように潜りこむと、そこから新たな快感が湧いた。

「あああーん、貴之ちゃん!」

感きわまり、乃里子は自分が何を言っているのかわからなくなっていた。

「お義母さん、出そう……出ちゃうよ」

急激に体内を突きあげてくる性感をこらえるには、貴之はあまりに若すぎた。耐えていたものが切れてしまうと、あとはもう感覚のおもむくまま、最後まで突っ走るしかなかった。貴之の口から「出るよ!」という叫び声が飛びだした。

「待って! 私も……私もよ!」

貴之のぎごちない腰の動きを助けるように、乃里子の激しくも洗練された律動がはじまった。

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