なぜこんなに濡れるの?なぜこんなに気持ちいいの?
乃里子の貞操を犯すのは青狼と化した義理の息子。
猛る剛直が胎内を乱し、荒い吐息が乳房を嬲る。
33歳の熟れすぎた裸身は、禁忌のなか、淫楽世界へ……
次の瞬間、ドアの脇に実の息子が立っていた!
ああ、悲劇、悲劇、悲劇!!……
のりこ(33歳)実母
はるか 女子学生
本編の一部を立読み
貴之は少年らしからぬ冷静さで、少しだけ腰を揺さぶった。
乃里子は強い接触を求めて、下からはしたなく腰を繰りだした。陰唇が硬いペニスに押されて左右に開く。割れ目全体に痺れるような感覚が湧く。性感でもあり、疼きでもある。
この性感を強めたい。疼きをなだめたい。そのために乃里子は我れを忘れて腰をグラインドさせ、両手でしっかりと貴之の腰肉を掴んで引きつけた。
熟女の狂態は、女に馴れた男でも胸躍るものである。ましてや貴之は、まだ経験も浅い十七歳の少年である。心がはやった。
入れたい、という気持ちが生じると、身も心も欲望が際限なく膨らみ、後戻りができなくなってしまった。
「お義母さん……僕、もう入れたい」
犯そうとする相手にではなく、協力者に向けられた言葉といってよかった。
その呼びかけに対して、乃里子はなんのためらいもなく、行先を求めて不安定に揺れる怒張に手を伸ばした。
たったそれだけのことだが、貴之は大きな意義を持っていた。義母が求めた、と彼は解釈した。
喜びが体内を突き抜けた。性的感覚をいたく刺激した。
ゆっくりと乃里子の手は亀裂に導いた。指先が筒先を引く。貴之は素直に押した。
そこに別世界があった。柔らかくて暖かい肉が四方八方からペニスをくるみ、優しく揉みこんだ。
「あああっ……ああああ……」
単調な呻き声ゆえに、かえって貴之にもたらされた快感の強さがうかがわれた。
乃里子にとっても同じだった。ようやく待ち望んだものが膣襞を制圧するように潜りこむと、そこから新たな快感が湧いた。
「あああーん、貴之ちゃん!」
感きわまり、乃里子は自分が何を言っているのかわからなくなっていた。
「お義母さん、出そう……出ちゃうよ」
急激に体内を突きあげてくる性感をこらえるには、貴之はあまりに若すぎた。耐えていたものが切れてしまうと、あとはもう感覚のおもむくまま、最後まで突っ走るしかなかった。貴之の口から「出るよ!」という叫び声が飛びだした。
「待って! 私も……私もよ!」
貴之のぎごちない腰の動きを助けるように、乃里子の激しくも洗練された律動がはじまった。