「私とお義母さんの身体、どっちが綺麗?」
挑発的な下着を身に纏い、兄の寝室を訪れる真帆。
妹に女を感じた少年は理性を失い、獣になった。
禁忌の意識に苛まれながらも肉交に溺れる関係は、
兄が若義母、美香子を抱いた瞬間に崩壊した。
16歳と29歳、未熟な性と爛熟な性が今、激突する!
みかこ(29歳)義母
まほ 妹
よしえ 講師
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それにしても、どうしてこの子は若いのにこんなに上手なの……。
粘膜の上を這いずりまわる舌に、いつしか恥部を突きだしているのも、美香子は気づかなかった。
省吾が顔をあげた。唐突だったので、目を開けて振りあおいだ。
媚液で省吾の顔はベトベトに濡れていた。しかし美香子の視線は、もっと下に向けられて、離れようとしなかった。
宙を突き刺すように睨んでいる肉の棒は、先端からジュクジュクと露玉を噴きあげ、威嚇するかのようにドッキンドッキンと脈打っていた。
これが私の中に……でも、許されないわ!……
心の中に、二人の美香子がいて争っていた。
省吾は美香子の心中には無頓着だった。いきなり義母の両脚を肩にかついだ。
さすがに美香子は冷静ではいられなかった。黙って義理の息子のやろうとしていることを見ていられる立場ではない。自分が当事者であり、被害者なのだ。
「な、なにをするの!?」
そう言ったものの、自分でも恥ずかしいくらいの小さくて弱々しい声だった。
「オマ×コさ。したくてたまんないよ」
「やめてっ、それだけは……」
「なんと言われたって、おれはするよ」
省吾は焦っているように見せかけてはいたが、本当は冷静だった。ここに及んでも、あくまで自分のわがままを押し通そうとしているので、義母はか弱い羊であることを強調した。
美香子の心の負担を軽くしようとする心遣いは、確かに効果があった。
「いくらなんでも……それに、もう私、力が入らない……お願い、許して……セックスだけはできない」
「うるさいな。やるのはおれなんだ」
「ああ、省ちゃん。あなたがそんなにひどい人だなんて……」
「そう、おれはワンマンさ。誰だって逆らえない。おれは、やりたいからやる。お義母さんには悪いと思うけど、もうとめられないんだ」
美香子に弁解の余地を充分に与えた後で、省吾は素早く陰茎に手を添え、赤く淫らにひくつく膣口へ、グサッと押しこんだ。
「いけないわ。やめ……」
低く押し殺した声が、最後のはかない抵抗だった。しかもそれは決して真実の声ではない。体裁をつくろった声にすぎない。別の人格が「気持ちいい!」と叫んでいた。
三十を目前にした女の生臭い本能は、乱暴な挿入によって、一挙に油を注がれ、火をつけられてしまった。
美香子は必死で声を抑えた。だが、省吾がゆっくり腰を使いはじめると、美香子はのたうちまわった。
美香子は、一生こうしていたいと思った。