二人の美獣 熟母と熟叔母

著者: 高竜也

本販売日:2005/04/23

電子版配信日:2007/08/01

本定価:597円(税込)

電子版定価:660円(税込)

ISBN:978-4-8296-1351-1

「ねえ、哲ちゃん、叔母さんとどうしたい?」

奔放な清花がふりまいた16歳には抗い難い性の誘惑。

29歳の白い太腿の奥には、大人への扉があった!

禁断の秘門をこじ開けて肉の快美に溺れる我が子を前に、

淳子もまた母という仮面を脱ぎ捨て、美獣となって――

「私だって未亡人……。抱かれたいときがあるの」

登場人物

じゅんこ(36歳)実母

さやか(29歳)叔母・伯母

本編の一部を立読み

「あああ、もう駄目……」

怒張に頬擦りしながら、淳子は下半身から全身にひろがる身を切られるような切ない性感に耐えた。それでも限界を感じた。

「もうおしまいにして」

それは挿入を促す代用語だった。

哲生はようやく両膝立ちの体勢をとると、たっぷりと媚液をたたえた蜜壺を注視した。

淳子は信じられない思いで、今まさに自分を突き刺そうとしている鋭い肉の剣を見つめた。

これが新しい母子の出発点となるのか、すべての集大成となるのか、わからなかった。ともかく母子の間で、新しいことが起ころうとしているのだけは確かだった。

秘所にあてがわれたペニスがひどく熱く感じられた。

哲生が膣口の位置を確かめるかのように手を伸ばして秘唇をまさぐり、一気に長大な一物を押しこんだ。

「ひえ――ッ」

重く沈んだ部屋の空気が、まぎれもない男根を迎え入れた女の歓びの声に切り裂かれた。陰阜を押しあげ、尻肉を掴み、哲生のピストン運動の手助けをするように腰をしゃくった。

「う――ッ、お母さん!」

「なに?……言って!」

「ぼくたち、ひとつになってるんだよね」

「そうよ、その通りよ。だから……たまらなくいい感じ……あううう、哲生、それ、してして……もう、どうしていいか」

「ぼくもいい」

ぎくしゃくした動きが速まった。決してスムーズではないが力強かった。恥骨がぶつかって派手な音をたてた。媚液と粘膜が擦れ合ういやらしい音が加わった。

我が子のために身を挺すはずなのに、淳子の欲望に焼けただれた股間は、真の女の快感を求めて収縮した。

哲生の獣じみた声を聞くと、淳子の乱れはいっそう激しくなった。そこには一途に肉の快楽に溺れ、本能に忠実な真の女がいた。

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