絶対に忘れるものか!……愉悦に震えるママの瞳を、
僕を男にしてくれた、美しい乳房を、極上の女陰を。
「ママの××、離したくない、ずっと一緒にいたいんだ」
優しく締めつける濡壺から、愛蜜が弾け、美薫が漂う。
成熟した女体すべてを捧げて教えてくれる、最高の瞬間。
継母の温もりを経験し、慎也は大人への階段を登っていく。
りつこ(36歳)叔母・伯母
なおこ(38歳)義母
さや(20歳)女子大生
本編の一部を立読み
「ママ、ぼく、したいんだ。ほんとのセックスをしたい。教えてくれるのはママしかいないんだ。ぼく、つらい」
普段だったら、青天の霹靂とも言うべき言葉だったに違いないのに、律子は即座に拒絶しなかった。いや、できなかった。なぜなら、彼女自身が心のどこかで、そのことを望んでいたからだ。すでに肉体的な受け入れ態勢もできていたし、気持ちの面でもそのことを許容していた。だから「そんなこと……」と、曖昧な言葉を呟いただけだった。
その反応に勢いを得たのか、慎也は一気に押してきた。
「このままじゃ、おかしくなってしまうよ。ね、ぼくのお願いを聞いて。ね。ママしかいないんだもの」
ママしかいない。この言葉は律子にとってなんとも心地よく響いた。そしてまた、それは事実でもあった。
「つらいのはわかるけど」
ここでもまた、完全拒絶するでもない不透明な言葉を吐いていた。
「きっとぼくは、誰にも相手にされないと思うんだ。きっと」
「どういうこと?」
「だって、大きすぎて相手がいないって、からかうんだもの」
「ああ、なんてことを」
そんな馬鹿なことはあり得ないのだ。そういうことを言う者は、逆に慎也に対してコンプレックスを抱いているに違いない。律子のように結婚生活を送っている女にはよくわかっていることだった。女以上に男は、ペニスの大小にこだわる動物なのだ。
あなたは堂々としていればいいの。今に自分の価値がよくわかるから。
それは真実の言葉であったが、律子はあえて言わなかった。慎也が問題提起した悩みは、セックスレスに悶々としてきた自分に利用できる絶好のチャンスと思ったのだ。そういう点では、律子だって性的飢餓感に泣いてきた、ただの女だった。健康な肉体と精神の持ち主であるが故に、そのつらさもひとしおだったのだ。
「ね、させて。じゃなきゃぼく、死んじゃいたいよ」
がむしゃらに乳房を掴まれた時、痛みよりも快感が湧いた。それが女体に火をつけた。
「わかったわ」
ものわかりのいい叔母の顔になりながらも、後ろめたさを強く感じた。
「ほんとに」
文字通り、目を輝かす甥を見ながら、律子は、
「あなたは初めてなのよね」
と念を押した。
「当たり前じゃないか。今日、経験したことはみんな初めてさ。ぼく、ママしか頼る人はいないんだもの」
この子は私の弱いところを百も承知しているんだわ……。
やはり小さい頃から実の子以上に繋がりを深めてきたものがもたらす甘えであった。その甘えは、律子にとってなんとも心地よいものだった。