人妻と女教師と看護婦
本販売日:2001/07/23
電子版配信日:2009/07/17
本定価:545円(税込)
電子版定価:660円(税込)
ISBN:978-4-8296-1049-7
きっかけは壮絶で淫猥な次姉の自慰を目撃したことだった。
24歳、理知的な女教師とは思えない貪婪な牝の一面……
初めて見た白い乳房、妖しく濡れ蠢く赤い亀裂に誘われ、
気がつけば博人は、美穂子と相姦の禁を犯していた!
ひとたび禁断の魔楽を知った少年の欲望が、21歳と25歳、
看護婦姉と人妻姉へ向くのに時間はかからなかった!
ゆりこ(25歳)姉
みほこ(24歳)姉
なつこ(21歳)姉
さやか 女子学生
まり その他
本編の一部を立読み
どうしよう……。
すべてが初体験なので、どういう手段をとっていいものやら見当もつかない。そのうちに肉路の収縮がもたらす切ないまでの快感に、肉棒が破裂しそうに膨れあがった。かろうじて耐えられたのは、それ以前に何度か射精していたからだった。
しかし、その折りの快感と、挿入してからの快感では本質的な部分で違っていた。
お姉さん、どうするんだよォ……。
心に焦りが生じた頃だった。これまで身動きひとつしなかった美穂子が、ほんのちょっと、下半身を振るようにして、腰を反りかえらせた。その時の表情は歪んでいた。きつく目を閉じ、眉根に皺を寄せ、唇をへの字に曲げ、なにかに耐えているといった風情だった。
美穂子姉さんはなにに耐えているんだろう?……
挿入は終わっている。そのことがいやだというのではなさそうだった。「やめて」とか「いやっ」とか具体的な拒絶の言葉もなかった。苦痛に耐えているのではないと結論づけた。
その時、またも美穂子が下半身を揺さぶった。
「あうっ……」
博人は肉棒を中心とした下腹部全体に熱風を感じた。溶けそうに熱かった。ドッと駆けあがってくる感覚を持続させたいと思った時、本能的に腰を振っていた。
「あっ……ハーン」
美穂子の両手が博人の腰肉を掴んだ。爪が立つほど強い力を感じた博人は、美穂子の肉体が求めているものを、はっきりと理解した。
やみくもに腰を振りたてた。我れながらぎくしゃくしていると思ったが、ともかく動いた。当然のように膣奥に潜入していた肉棒ががむしゃらに動いて、膣襞を擦りたてた。
「はっ、はっ、はっ……」
二人の息が同じように弾んで、リズムを刻んだ。射出感の急迫になんとか耐えられたのは、どうしても浴室における美穂子の狂乱以上のものをこの目で確かめたいという、恐ろしいほどの執念のたまものだった。
しばらくすると美穂子の反応が鋭くなった。明らかにそれまでチョロチョロとくすぶりつづけていた淫火が、炎となって噴きだした兆しだった。吐く息、口走る言葉に、卑猥さが感じられた。
すごいや!……
博人は欣喜雀躍した。両肘両腕を突っ張って上半身を起こすと、姉を見た。
この時に博人は知った。苦痛も歓喜も表情に変わりはないということを。苦悶しているかに見える表情も裏をかえせば女の歓びの最たるものが満ちあふれていた。
博人はここぞとばかりに歯を食いしばって腰の動きを速めた。
初めの挿入時よりもスムーズさが感じられた。二人の性器の摩擦の滑りもよかった。時折り派生するピチャピチャ音も、心地よい伴奏音となった。
すべてが博人の励みになったが、とりわけ彼の脳髄を刺激し、肉棒に力を与えたのは、美穂子の著しい変化だった。死んだように横たわっていたのが嘘のように腰を振りまわし、
「どうしよう……あああっ、もう、私……うううーっ、たまんない……あああっ」
わめきながらすがりついた。
博人は動きを束縛されることを恐れて押しかえした。
美穂子が両手を宙に浮遊させて腰をしゃくった。
視線を下腹部に落とした博人は、逞しい分身が、充血した粘膜の狭間に出入りするさまに目を奪われた。まるで他人のセックスを覗き見ているような気分だった。興奮が興奮を呼び、性感を押しあげた。
「お姉さん、ほら、見て! 見るんだ……ぼくとお姉さんが、こんなふうに繋がっているよ。ほら、ほら……」
こわばりの抜き差しをことさら大きく、そしてスローにした。