禁妹

著者: 高竜也

本販売日:1998/11/23

電子版配信日:2010/01/08

本定価:535円(税込)

電子版定価:660円(税込)

ISBN:978-4-8296-0854-8

シチュエーション

「ああ、眞美。すごく気持ちいいよ……」

自らの剛直が愛すべき妹の股間に埋まった瞬間、

義兄は締めつける膣の感触に耐えながら呟いた。

甘い肌の感触に酔い、禁断の魔味を貪る二人は、

次兄が企む恐ろしい計画を知るよしもなかった。

16歳の美少女と青狼兄弟、危険な相姦ドラマ!

登場人物

まみ 妹

まちこ 義母

本編の一部を立読み

「あーん、お義兄さん……私……私……」

あとは声にならない。

「痛かったらいやと言っていいよ」

そういう言い方で、眞美の本音を引きだそうとした。

「ううん……痛くなんかないの」

眞美はすぐに否定した。

「じゃ、気持ちいい?」

「よくわかんない……」

否定したわけではない。気持ちいいと言えないから、そういう言い方をしたのだと章吾は判断した。突きあげるような嬉しさがこみあげてくる。ジクジクと鬼頭先端からぬるついたものが流れた。

いつ、これを……。

その時も眞美は、拒むことなく受け入れてくれるかどうか。だが、強行するしかない。

いやがったなら……ああ、どうしよう……。

章吾はもう、先々のことは考えないことにした。その時その場を、直感で判断するしかないのだ。

眞美、ごめんよ……。

心で詫びながら、姫貝のように蠢くびらびら状のものをしゃぶった。

「ハッ、ハッ、ハーン……」

眞美の腰が小気味よく何度も跳ねた。跳ねるたびに膣奥からぬるついた溶液が流れでる。

これが、ペニスの挿入を助ける潤滑油なんだ。眞美の体はすでに受け入れるだけ成熟しているん だ、そう思うとワクワクした。泣きたいほど嬉しい。興奮もした。

函館行きが、ここまで進展することの不思議さを考えると、やはりこれは二人の運命なのだと思っ た。

眞美の声と体の軋みは、最高潮といっていいほど絶え間ないものとなった。意味もなく「お義兄さん ……お義兄さん」と口走っている。それは呼びかけたくて言っているのではない。両手を宙に差しだすようにして、なにかにすがりつくような仕草をしている。それが章吾の目にいじらしく映り、悩ましくも見えた。

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