双子美妹と兄

相姦の三角関係

著者: 高竜也

本販売日:1997/08/23

電子版配信日:2010/03/05

本定価:535円(税込)

電子版定価:660円(税込)

ISBN:978-4-8296-0767-1

狭い体内を抉りつつ剛直が激しい抽送を送りこむ。

深夜のベッドで愛しい妹、基子と耽る禁断の交悦……

愛し合う二人の肉が離れた時、妹の股間に鮮血が!!

あろうことか、裕彦は双子の妹を間違えて交わったのだ!

章子と基子、双子美妹の処女を奪ってしまった淫兄。

狂った三角関係がもたらす悲劇はそこから始まった。

登場人物

あきこ 妹

もとこ 妹

本編の一部を立読み

裕彦は息を整え、火照った膣口にあてがった亀頭をゆっくり押した。ぬるっとした感触の後、すぐに行く手を阻まれた。明らかに遮蔽物が邪魔をしている。それを無理に押し開こうと腰を進めた途端、

「痛っ!」

ほとばしるような声を出して、基子が両手を突っ張らせて裕彦の胸を押し戻そうとした。

裕彦はあわてて腰を後退させた。

「ごめん」

痛かったのは、問い返すまでもなくわかっている。

可哀想だという気持ちと同時に、内部を歓びが走り抜けた。どう見ても基子がバージンである可能性が強い。

どんなことをしてでも、たった今、基子が欲しかった。とはいえ、基子が痛みに耐えかねて、「いやだ」と言えば、引きさがるだけの気持ちもあった。

だが、基子はひと言も発せず、覚悟を決めて横たわっている。

裕彦は肉棒の先で膣口を擦った。そうすることで基子を落ち着かせ、快感を呼び起こし、不安をなくさせようとした。

基子の呼吸がせわしないものに変わってきた。欲情は断ち切れていなかったのだ。

裕彦はホッとした。

「基ちゃん、いいんだね」

「……大丈夫」

再び柔肉の上に長大な一物の先をあてがう。健気にも基子は、裕彦の腰肉を両手でしっかりと掴んだ。覚悟のほどを知ると、裕彦は自分の罪深さに忸怩たる思いを抱いたが、欲望を捨て去る気持ちにはならなかった。性的欲望のもっとも強く、好奇心旺盛な年頃の男子に、それを望むのは酷といえよう。

罪の意識はあっても、基子が容認した態度をとっていることも、裕彦にはありがたかった。

裕彦は、できるだけ優しく腰を動かし、ペニスを押した。今度は腰にまわしていた

基子の手が、手助けをするように引きつけた。

「ああっ、基ちゃん!」

に公方俊良に伝わった生還の強さに煽られて、我を忘れて一気に押した。強く遮っていたものが、急にスーッと消えた。深い挿入感があった。しかし、それをじっくり味わっている余裕などなかった。

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