ボンデージレイプ

著者: 高木七郎

本販売日:2007/08/10

電子版配信日:2009/07/10

本定価:933円(税込)

電子版定価:1,045円(税込)

ISBN:978-4-8296-3216-1

最愛の夫・克義を亡くし、莫大な借金を残された羽鳥千紗子。窮地に追いこまれた未亡人に、克義の部下だった梶尾が、悪魔の誘いをかける。「私の女になれば、借金も肩替わりし、お子さんの身分も保証しますよ」「……お願いします。言う通りになります」血を吐く思いで口走った千紗子。亡夫の思い出が染みこんだ社長室でストリップショウ、誰にも見せたことのない菊花を自ら開陳させられ、獣牢生活の中でアナルの快楽を覚えこまされる恥辱、屈辱、嬲辱!! 昼夜を問わず、千紗子の身も心も貪り尽くした新社長一族のおぞましい魔手は、若妻・亜由美、女子大生・江里子にも向けられていった。三者三様の緊縛図が哀しくも美しい、ボンデージレイプ!

登場人物

ちさこ(32歳)未亡人

あゆみ(25歳)人妻

えりこ(20歳)女子大生

としこ(28歳)人妻

さちこ(20歳)その他

本編の一部を立読み

「可愛いアヌスだ。フッフッフ」

セピア色のよく引き締まったアヌスが、敏感に収縮して軟体動物のようにピクピクと痙攣している。梶尾は千紗子を犯しながら、イチジク浣腸を注入したのである。

「色艶といい、締まり具合といい申しぶんない処女地だ。フッフッフ」

ゆっくりと薬液を注入しながら、梶尾は容器の先端を動かして美婦人のアヌスを愉しんだ。

「ああ、お願い、お浣腸はいや、堪忍してくださいまし」

「もう終わったよ」

「ああ、いや、いや……」

冷たい液が腸壁にしみるようにひろがっていく。そのゾクッとするような感触と、深々と受け入れさせられた灼熱のペニスの痺れるような刺激とで、千紗子はもう数えきれないほど昇りつめた絶頂へと、ふたたび押しあげられた。

「あっ、ああ! あっ、ああ、いい――」

千紗子は哀切な嗚咽の声をあげ、梶尾がハッとするような取り乱しようで双臀をくねらせた。

あやうく爆ぜそうになるのをこらえて梶尾は、痺れるような欲情に顫える双臀を割りひろげると指を触れてきた。

「ヒイッ……」

千紗子は上体をのけ反らせた。

「初めてなので一本だけにしてやる。そのうちに浣腸器を使って、一度に千CCもぶちこんでやるからな」

「ああ、そのようなむごいことを……」

なかば放心状態で千紗子は、うわごとのように唇を開く。情感に酔う声が顫えている。

「そのうちにお前はこの味が忘れられず、自分の方からせがむ女になるのさ、千紗子」

「……ああ、は、恥ずかしいことですわ……」

「一本だけにしてやったのだ。お礼を言ってもらいたいな、千紗子夫人」

嗤いながら、梶尾は指で淫肉を捏ねまわす。

ああっと荒く息を吐くと、千紗子はブルブルと双臀を振った。溶液の効果で腸内が異常な蠕動を開始したのだ。

「う、う……」

千紗子は顔を左右に振って呻いた。眉根をキュッと引きつらせている。背後から責めている梶尾には見えなかったが、千紗子の表情には、苦悶に耐えるよりも、襲いくる不思議なエクスタシーに溺れようとする妖しさが漂っていた。

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