婦人科医と若妻

著者: 高木七郎

本販売日:2003/01/23

電子版配信日:2008/07/11

本定価:576円(税込)

電子版定価:660円(税込)

ISBN:978-4-8296-1164-7

これほど美しく、艶かしい人妻の秘唇は初めてだ……

淡い繊毛の奥、羞恥に震え、濡れ光る江梨子の聖地。

おそらく夫しか知らないであろう恥部に指を差しこむ。

わずかな蜜音とともに、内診台に拘束された若妻が喘ぐ。

「先生、これは本当に診察なんでしょうか……」

診察の名を借りた調教に被虐の悦びを知る奴隷妻の運命!

登場人物

えりこ 人妻

本編の一部を立読み

「ああ、あんっ……いやっ……」

秘唇をこすっただけで土佐が離れてしまい、江梨子は切なそうに眉根を寄せて、幼児がむずかるような声をもらした。

妖しいバラ色の夢に浸って、江梨子は、土佐から与えられる歓喜を狂いそうになるほど渇望していた。頭も肉体もセックス一色になった江梨子の意識からは、夫悠司の面影は完全に消えていた。

「ああーんっ……せ、先生……」

「なんだね、江梨子」

「ああ……つらいですわ……とっても」

「どうして、江梨子は、つらくなったんだね」

「だって……ああーんっ……ああんっ……いじめないで……」

「いじめてなんかいないよ。せっかく可愛がってあげようとしたのに、江梨子が素直にならないからだよ」

土佐はからかうように言いながら、自由になる江梨子の手を取って、熱く膨張したペニスを握らせた。

「ああっ!……」

甲高い声をあげてビクッと震えた江梨子は、反射的に手を離そうとした。

しかし、それはほんの一瞬で、すぐに江梨子の手はしっかりと、土佐のピクピクッと脈打つ巨根を握りしめた。

「江梨子にとって、これは素敵な思いをさせてくれるペニスだろ?」

「は、はい……せ、先生」

「欲しいんだろ、江梨子は……」

「はい……せ、先生……わたくし……」

「言いなさい、江梨子。素直になれば、素敵なご褒美がもらえるんだよ」

「ああ……あああーんっ……ください……せ、先生」

「それでは、なにが欲しいのか、よくわからないじゃないか、江梨子」

悪徳医土佐には、江梨子の渇望が鏡に映すようによくわかる。

自分がカウンセリングしてセックス人形に飼育した女のなかで、江梨子は美貌も肌もプロポーションも群を抜いている。

その江梨子を、めくるめく歓喜へ昇りつめる寸前まで追いあげて放りだす。焦らされて、切なくなった江梨子が、甘えて屈従の声をあげる瞬間が、もうすぐやってくるのだ。

美貌の人妻が屈伏するその瞬間こそが、サディスト土佐にとって、なにものにも代えがたい至福の極致なのである。

そして、佐伯めぐみがデジタルビデオに収録しているこの瞬間の映像は、篠山をはじめとする多くの会員たちが、生唾を呑みこんで凝視するに違いない。

「ああーんっ……は、恥ずかしい……」

「さっき言ったように、ちゃんと、声に出してごらん。そうしないと、このまま、放っておくよ」

土佐は、江梨子の手から怒張を引き離した。

「ああーんっ……いやーんっ……」

甘ったれたような声を出して、江梨子が腰をくねらせた。

「そんなの……いやっ」

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