若妻 再会と復讐と凌辱と

著者: 高木七郎

本販売日:2001/08/23

電子版配信日:2009/07/10

本定価:545円(税込)

電子版定価:660円(税込)

ISBN:978-4-8296-1056-5

かつての恋人が仇敵の妻とは、なんという運命の悪戯か。
匂いたつような美女となっていた紀香に燃えあがる獣欲。
清楚なブラウスを引き裂いて美麗な乳房を弄び、
真珠色に濡れた肌に縄を絡めて嬲り、哀訴を搾りとる。
夫婦の寝室で、被虐の悦びに魅せられた若妻を
奴隷妻へ堕とす白昼の屈伏儀式が、今はじまる!

登場人物

のりか 人妻

本編の一部を立読み

紀香の唯一のより所は、たとえ肉体は奪われても、男に性的に屈伏することはないという女の誇りと、夫を愛する心だった。
肉体は穢されてしまっても、気持ちまで奪われることは絶対にないと、紀香は信じた。もう夫に合わす顔はないけど、精神的には多田孝男の妻でありつづけようと、紀香は心の片隅で強く決心し、それを確信した。
ところが、男と女の関係はそんな甘いものではなかった。
ブラジャーとパンティを剥ぎ取られて全裸にされ、乳房を揉まれたり、二人の男のペニスを握らされたり、恥部に巧みなクンニリングスをされているうちに、紀香は自分の甘さに気づいた。恥部に男の愛撫を受けると、自分の決心がいとも簡単に崩れ去るのをどうすることもできなくなったのだ。
ああ、いやよ、いやっ。どうして? どうしてなの? 孝男さんを愛してるのに、こんな男たちに触られて感じてしまうなんて。ああ、つらいわ。紀香、もう、駄目になりそうよ。ああ、あなた、助けて!
紀香は、必死に夫の面影を追い求め、感じまいと唇を噛みしめる。
いみじくも紀香のその心の内は、紀香自身は知る由もなかったが、剛志が脳裏に描いたことと一致していた。
いいか、紀香。多田のことを思っても無駄だと、教えてやる。もう、お前は俺の女になるしかないんだぞ。
剛志は、露わになった花園にクンニリングスの雨を降らせながら、ときどき膣の入り口に指を触れてやった。
「うう、ふんっ……ああ」
紀香の朱唇が半開きになったままになり、その口から香水のような甘い息があたりに漂い流れた。
狂え、狂え、紀香。お前は、もう俺の情婦になるんだ。可愛がってやるぞ。
剛志は倒錯した優越感で胸を熱くすると、クリトリスから花園をハードに舐めてやりながら、膣の入り口に触れた指を肉層に差し入れた。
「あううっ……あああ、ん」
剛志の腕に抱えられた腰が、ピクピクッと痙攣し、綺麗に整えられていたセミロングの髪の毛が、顔を右に、左にと揺らすたびに頬に貼りつくようにかかって、なんともいえない色香を発散する。
ああ、いやよ、いやっ……なかに入れちゃいやぁ……。
思わず叫びそうになったが、紀香は堪えて唇を噛んだ。
それでも、挿入された剛志の指が膣の柔らかな肉襞をこするたびに、抑えがたい快感が子宮から背筋を流れて脳髄にまで達した。
紀香は、次第にその甘味な快感に征服されていく自分を感じ、女の肉体の哀しさに泣きだしそうになった。
股に顔を寄せてヌルヌルの花園を舐めまくる剛志は、ときどき顔をあげて紀香の表情を観察した。
いいだろう、紀香。オマ×コ気持ちいいだろう。もうすぐ、お前に言わせてやるからな。お前に、もっとしてって、言わせてやるからな、紀香。
今にも泣きだしそうに眉根と眉根の間に縦皺を刻んで、切なそうに顔を振りたてながら、必死に声をもらすまいとしている紀香を眺め、剛志は内心ゾクゾクするような嗜虐の快感を感じた。

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