本販売日:2007/08/23
電子版配信日:2009/07/24
本定価:628円(税込)
電子版定価:660円(税込)
ISBN:978-4-8296-1516-4
白い太腿がゆっくりと開き、濡れた裂け目が露わになる。
紅く色づく乳首も妖しく繁る叢も、すべてが誘惑への招待。
「今夜だけ、私はあなたの先生で恋人で、ママよ」
少年は気づいていた、憧れの女教師が最愛の母であると。
静香は知っていた、我が子との最後の夜になることを。
大人の階段をのぼる少年へ、37歳の美母が捧げた贈りもの。
しずか(37歳)女教師
ゆきえ 年上女(熟)
本編の一部を立読み
「熱なんかないよ。あるのはこっちだよ。ほら」
いきなり章吾が毛布をまくったので、ついつられるようにそこを見た静香が、思わずのけ反った。剥きだしになった下半身からは、隆々といななく屹立が、これ見よがしにひくついていた。
静香は呆気にとられてそこを見つめた。
「この前のように舐めて。先生の唇を見ているうち、ビンビンに勃ってどうしようもなくなったんだ。ねえ、早くして。人が来ないうちに早く」
「あなた、ここをどこだと……」
静香はもう声がつづかない。
「手だけじゃいやだからね。ちゃんと舐めたりしゃぶったりして。さあ」
まるで駄々っ子だった。静香が拒むことなどまったく考えていない。
そして静香のほうも抗ったりたしなめることすらできなかった。催眠術にでもかかったように、静香は怒張に手を添えた。そしてゆっくりと摩擦しはじめた。
「ああー、すごいや。学校でこんなことしてもらえるなんて……ねえ、先生、そろそろ舐めて。なんだかたまんない気分なんだ」
静香はもはや章吾の言いなりだった。それにグズグズしていると、本当に誰かがやってくるかもしれないのだ。見つかれば一大スキャンダルになる。気もそぞろだった。
ベッドの脇に腰かけたまま、かがみこんで肉棒に唇を近づける。そのまま亀頭から一気に咥えると、饐えたような匂いが口のなかにひろがった。本来なら決して好ましくない匂いなのに、性的な感覚が揺さぶられ、恥ずかしい女の粘膜が震えた。
非現実的な空間と、いつ人が来るかもしれないという恐怖感が、かえって二人の身心を昂らせた。
ああああ、こんな時になんてこと……。
パンティに生温かいものが染み通っていくのをはっきり感じた。あってはならない現象に動揺しながら、静香は一刻も早く終わらせようと口を強くすぼめ、王冠のあたりをチロチロと掃き、時には唇をスライドさせながらきつく絞りこんだりもした。
「もう出そうだよ……ああ、あァァァァーン」
いやらしく腰を振る章吾の姿は十六歳の高校生とは思えない。