軽井沢拷問【哀母娘と脱獄囚】

「どうだい、兄貴。奥さんのなかは」
「こいつは凄いぜ。狭くて熱くて、まるで処女みたいだ」
　鬼島はすぐに動き出さない。由美子の狭い肉洞が、鬼畜の分身になじむのを待っているようだ。
「お、大きい……大きすぎる……あう、ああう……お願い、動かないで……痛い、痛いわ……あおおおッ」
　それに比べて、由美子は初めての夜のように涙を流す。夫のそれを遥かに凌ぐ肉棒に女の空洞を占拠され、限界まで広げられた膣口が処女のように痛い。さらに、子宮口にめり込んだ先端が内臓を押しあげて、呼吸を圧迫して苦しい。
　挿入しただけで由美子のすべてを串刺にする、そんな人間のものとは思えない大きさだ。
　それでもしばらくすると、伸縮性に富む女の柔肉は巨大な肉塊になじみ、子種を搾り取ろうと膣洞が波を打って蠢き始める。粘膜から滲み出した肉汁が潤滑剤として肉棒と膣壁の間に流れ込む。
（ああ、だめッ。そんなことをしては、だめよッ）
　それがかえって自分を追いつめることになると由美子にはわかる。だが、女の本能で勝手に動く自分の分身を止めることなどできない。
「フフフ、どうやらなじんできたようだな」
　挿入した海綿体に女肉の動きを感じた鬼島が、ゆっくり腰を動かし始めた。
「ああうッ……だめ、やめてッ……あう、あああッ」
　肉棒が引くと絡みついた柔肉がめくれ、挿入すると肉奥へ押し込まれる。粘膜にビリビリと甘美な電流が流れ、股間から背骨を走って脳髄を痺れさせる。
　さらに砲弾のような亀頭が子宮口にめり込むと、骨盤を砕くような衝撃が子宮を震わせ、子種を求める女の本能を呼び起こす。
「あうッ、ああうッ、あああッ」
　やがて由美子の口から鼻にかかった喘ぎ声が漏れると、双臀がユラユラと切なげに揺れ始める。全身の毛穴から甘酸っぱい汗が噴き出し、桜色の肌をヌラヌラと妖しく光らせる。
「フフフ、そろそろいいかな」
　はっきりと女の身悶えを確認すると、鬼島が肉棒の角度を調整しながら、出し入れのピッチを速める。
「ああ、なに、なんなの、これ……あうッ、あうッ、あむむッ」
　肉茎に埋め込んだ三つの真珠が、敏感なＧスポットと裏スポットを容赦なく擦るのだ。痺れるような快感が下半身を支配し、淫らに揺れるお尻をもう止めることができない。
「だめ、もう許して……ううむッ……私、おかしくなっちゃう……あむむッ」
　夫に下から見られている。唇を噛み締めて必死に正気を保とうとする由美子だが、いままで味わったことのない肉の甘美にどんどんおかしくなってゆく。
　女の中心に官能の炎が燃え、全身が肉悦の業火でグツグツと沸騰する。頭のなかが桃色の水蒸気で満ち、絶頂に向かう女の悦びしか考えられなくなる。
（だめよ、由美子ッ。夫が見ているのよッ。肉悦なんかに負けてはだめッ）