二人の叔母

淫の血脈

著者: 高竜也

本販売日:1992/02/23

電子版配信日:2009/09/09

本定価:535円(税込)

電子版定価:660円(税込)

ISBN:978-4-8296-0415-1

シチュエーション

交通事故で両親を失った少年をめぐって、

二人の叔母が繰りひろげるセクシャルな争奪戦!

知的な美貌と清楚な色香で、姉のように迫る28歳の彩子。

31歳の熟れた肉体を武器に、母のように挑発する知亜希。

次第にエスカレートする、手練手管の色仕掛け!

少年を虜にするのは、彩子か? 知亜希か?

登場人物

あやこ(28歳)叔母・伯母

ちあき(31歳)叔母・伯母

なおこ(21歳)その他

みつこ 人妻

本編の一部を立読み

何度でも可能なのではないかしら……。

一気に体をさげて、紀彦の下腹にはりついた。成人のものほどまだ太くはないから、反り具合が著しく見える。まるで細い鞭がしなったようだ。

これが私のなかに……。

この反りが膣壁を摩擦する大きな源なのだと思うと、急に愛おしくなって、そこに頬ずりした。ふたつのクルミを包んだ袋にも指を這わせた。なかに一本の太い芯が通っている。肉茎の延長である。そのまま指先でたどると、会陰部にまで通じている。

「あああ……」

紀彦が女のような声を出して身悶えた。

思いがけないところに快楽のツボを発見した彩子は、玉袋からアヌスにかけて爪先でスーッと掃いた。紀彦の腰全体が小さく痙攣する。亀頭の鈴口からプクッと小さな露がにじんだ。

ためらいもなくそこに舌を這わせると、紀彦がまた呻きながら腰を突きあげた。亀頭だけでなく、幹の部分までがスーッと口のなかにもぐりこんだ。彩子は知亜希に負けまいという気持ちから、かつてない積極さと大胆さで、甥の猛々しい肉茎をしゃぶった。

紀彦は二人の叔母に愛される幸せに酔っていた。新しい世界を知った歓びが、胸のなかに衝きあげてくる。夢でも見ているような気持ちだった。数時間前までの知亜希のマンションでのことが、もう曖昧な記憶となりつつある。

肉茎を舐めまわすだけでなく、口腔内の壁面でキュッと締めつけると、紀彦のペニスは跳ねるように躍動した。彩子は射精に至らないギリギリの限度まで技巧を凝らして、甥を桃源境へと誘った。

「ぼくにもさせて」

いかにも心地よげな紀彦の声を聞くと、彩子はその希望をかなえてやるために、肉茎を咥えこんだまま、裸身を百八十度回転させ、股ぐらを紀彦の眼前まで移動させた。彩子がまたがった格好だったので、開いた両脚の付け根は露わになり、大きく縦長に裂けた淫唇だけでなく、紅梅色の会陰部から薔薇色の肛肉のすぼまりまで、すべてが丸見えになった。

紀彦にとって彩子の積極性はひとつの驚異であったが、それよりもさらに驚愕したのは、その破廉恥きわまりないポーズによって示される女陰とその周囲の卑猥な構図であった。秘口からはすでに粘り気のある露がしたたり、包皮から飛びだした肉芽は、針で突つけば破裂しそうなくらいに膨張していた。

紀彦はクレバスに近い尻肉を両手でしっかりとつかんだ。尻肉が左右に大きく開いた。歪んだアヌスや菱形に裂けた膣口は、同じ周期で、まるで呼吸でもしているかのようにひくつき、垣間見える肉路からは泉のようにトクトクと淫水が溢れでた。

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