白衣のセクササイズ
本販売日:1999/04/23
電子版配信日:2009/12/11
本定価:535円(税込)
電子版定価:660円(税込)
ISBN:978-4-8296-0888-3
「ああっ……き、気持ちいいよ……くうっ」
青年の腰の上で妖しく躍る白衣姿の看護婦
若いナースの女陰が伝える痺れるような快楽
必死に嗚咽を堪え、禁断の魔悦を堪能しながらも
祐司が思い描くのは憧れの叔母・百合の裸体……
深夜の病棟で、禁惑の看護!
ゆり(32歳)看護婦
きみこ(24歳)看護婦
まゆみ(19歳)看護婦
りょうこ(30歳)女医
本編の一部を立読み
「見たい?」
百合は囁きかけるようにいった。
瞳がわずかに潤ってきている。今までには見せなかった表情だった。なにかが叔母のなかで変わろうとしている。それがなにか祐司にはわからなかったが、今までずっと遠い存在に思えていた叔母が、ぐっと身近になったような気がした。
叔母だってひとりの女性なのだ。
天使や女神ではない。触れれば温かい、血の通った女性なのだ。当たり前のことだが、祐司にとってそれは新鮮な感覚だった。
「見せて……お願い」
全裸でベッドに横になった祐司は、首だけを動かしていった。身体は縛られているように動かせない。
百合は静かにうなずくと、両手を背中にまわす。
ぷちっと小さな音がして、ブラジャーのホックがはずされる。
釣鐘型の形のいい乳房が、支えを失いぷりんと揺れた。たわんだブラジャーの下から、乳房のふくらみがこぼれてくる。カップに隠され乳首こそ見えないが、ふくらみの下半分はほぼ露わになっていた。
百合は祐司の瞳を見つめたまま、両手をクロスさせるようにして肩のストラップにかけた。肩紐を指先で摘むと、クロスさせた両手をゆっくりおろす。カップに隠されていたふくらみが、今度は上のほうから裸出してくる。
憧れつづけた叔母の乳房。女神ではない、一人の女性としての叔母の乳房。
失われていた現実感が、ようやく完全に戻ってきた思いだった。
祐司は固唾を呑み、露わになる叔母の双乳のふくらみを見つめた。黒いブラジャーの下から杏色の乳輪が覗く。そして、カップからこぼれるようにして、つんととがった小豆みたいな乳頭が覗いた。
叔母が両手をおろし、ブラジャーをベッドの傍らに無造作においた。
釣鐘型の、ふっくらとした乳房がむきだしになる。
やわらかそうなのに張りがあって、とても三十代の女性の乳房には見えなかった。
瑞々しい果実のような乳房。実際、祐司にとって、それは至高の果実に他ならない。
硬直していた両手がぴくりと動いた。ゆっくり持ちあがり、強力な磁力に引きつけられていくように、叔母の乳房に伸びていく。叔母は動かず、相変わらず静謐な瞳を祐司に向けている。
祐司は、そっと指先で叔母の乳房に触れた。
叔母の乳房のもっちりした感触が、指先に伝わってくる。先ほどブラジャー越しに触れたときとは、全然違う手触りだった。
祐司はいきなり強く、叔母の乳房を揉みしごいてみた。指が根元まで埋まってしまいそうなやわらかさ。叔母の乳房は、祐司にとって、この世にふたつとない至上の果実だった。
「はぅ……ううん」
百合の喉から、甘ったるい官能の吐息がもれた。それは、祐司がはじめて見る、叔母の女性としての顔だった。