黒い下着と縄奴隷
本販売日:1999/01/23
電子版配信日:2009/12/25
本定価:535円(税込)
電子版定価:660円(税込)
ISBN:978-4-8296-0867-8
尚樹が覗き見たのは、獣専務に熟れた媚肉を晒けだし
倒錯の悦虐に溺れる美人秘書の媚態だった
彼女こそ、俺のさがしていた理想のM女だ……
白く美麗な女体に黒縄をまとわせ、悶泣させたい
どんな命令にも従う自分だけのペットに飼育したい
麗の魔性に魅せられた青年の奸計が今、はじまる……
れい 秘書
本編の一部を立読み
秘書の下腹をきわどく包むパンティは、淡い紫のシースルーの生地だった。目を凝らさなくても、漆黒の恥毛の翳りがのぞいて見える。サイドはかなりのハイレグで、脇から恥毛がはみでていないのが、不思議なくらいだ。
紫で、スケスケ。下品に見えるはずなのに、上品なエロスだけが、麗の裸身から匂ってくる。卑猥に見えるはずのヘアの翳りも、優美なエロチシズムだけを感じさせる。
もしかしたら、肛門も品がいいのかもしれない、と尚輝は思った。そう思うと、一刻も早く見たくなる。でも、順番がある。
「いつも、そんなスケベな下着をつけて、仕事をしているのかい?」
「ああ……専務にお仕えしている時は……そうです……」
「婚約者とデートする時は、違うのかい?」
「健吾さんのことは、おっしゃらないでください……お願いです、尚輝さま」
とてもつらそうな表情になる。眉間の縦皺に、被虐のよろめきを感じる。もっといじめて欲しい、と望んでいるように見えるのだ。
「どうなんだ、麗」
「ああ……健吾さんと会う時は……白の下着を身につけています……ああ……ごめんなさい……健吾さん……」
「後ろはどうなっているんだい」
尚輝は指で円を描いて、まわってみろと命じる。
自分でも驚くくらい、落ち着いていられた。SMクラブでM嬢を相手にしている時よりも、強く出られた。心臓はドキドキしたままだったが、ほどよい緊張だった。ガチガチではなく、むしろリラックスしているといえた。
麗は、「はあっ……」と熱い息を吐き、踵を起点に百八十度まわっていく。
予想どおり、お尻は丸出しだった。すっきりとした背中のラインがウエストでいったん細く絞れ、そこから逆に、むっちりと盛りあがっていく。
その尻の形は、日本人離れしていて、真後ろにツンと突きでていた。だから当然、縦に削ぐ切れこみは深く、指をつっこみたくなる。パンティのTバックのラインは完全に埋まっている。
「ああ……尚輝さま……ああ、いやらしい目で……ああ、麗のお尻、ご覧になっちゃいやっ」
恥辱のためか尻たぼがキュッキュッと締まり、そのたびに、くっきりとセクシーなえくぼが刻まれる。
顔の表情が見れないぶん、お尻の表情が際だって見える。
「ケツのサイズはいくらだい、麗」
「……八十……八センチです……」
「そうかい。もっと大きく見えるけどなあ」
身体のラインが細いため、ヒップの豊満さが目を引くのだ。
「よし。そのままパンティを脱いでみろ」
「ああ、こ、これで……許していただけませんか、尚輝さま」
「まさか、ケツを見せたくらいで、写真のネガを全部返してもらえるなんて、思っていやしないだろうなあ」
「そ、そんなこと……思っていません……ああ、尚輝さま」
そこで麗が正面に向き直った。それだけでプルンと乳房が揺れる。
「あ、あの……ご奉仕、させてください……麗に、尚輝さまの……せ、せいえきを……いただかせてくださいませ」