【スウィート・レッスン】 僕と三人の教育実習生

著者: 鏡龍樹

本販売日:2007/04/23

電子版配信日:2009/03/19

本定価:660円(税込)

電子版定価:770円(税込)

ISBN:978-4-8296-1494-5

「初めてを、先生と経験してみる勇気……ある?」

Dカップの乳房を優しく押しつけ耳もとで囁く21歳。

肉棒で感じる秘唇の快美さに、童貞高校生は我を忘れた。

杏奈、希美佳、さゆり……二週間限定の「教師」たちが、

慶太に教え捧げてくれた、大人になるためのABC。

放課後に見せるもうひとつの顔は、僕だけしか知らない。

登場人物

あんな(21歳)教育実習生

きみか(21歳)教育実習生

さゆり(21歳)教育実習生

本編の一部を立読み

「ここももう大きくなってきてるわ」

傍らに立つと希美佳は右手を伸ばし、しなやかな指を若竿に絡めてきた。

「はぁうっ」

感電したように、体が引きつる。彼女の指先の感触は、魔法のように慶太の肉体を痺れさせた。

親指と中指で輪を作り、根元から先端にかけて、牛の乳を搾るように擦りあげられる。腰骨のあたりがざわついた感じになり、下腹部にもやもやとした性のエネルギーが充満していく。

「どう? 学校のなかで、教育実習生にペニスを触ってもらっているのよ。しかも、いつ、誰に見られるかもわからない。どきどきするでしょう」

希美佳はこの状況を愉しんでいるように、唇をわずかにほころばせている。

体育館で、初めて彼女を見たときから、ミステリアスな雰囲気のある女性だとは思った。しかし、これほどまでに妖艶で、小悪魔的なところのある人だとは、想像もつかなかった。

「教室に鍵はかけてないわ。誰かが入ってくるかもしれない」

「……き、希美佳先生……は、恥ずかしいよ」

彼女の言う通り、教育実習生に淫猥な行為をしてもらっている背徳感で、頭がのぼせたようになっている。その一方で、かつて経験したことのないスリルと昂りをおぼえているのも事実だった。

「なにが恥ずかしいの? 見られるかもしれないこと? それとも、もうこんなにオチン×ンが大きくなっていることかしら」

股間のペニスは、早くも百パーセントの力を取り戻し、天井を指し示すように屹立している。自らの敏感な反応に、慶太はさらなる羞恥を積もらせる。

「ああ……全部だよ……こんなこと……学校でして……ううっ」

「じゃあ、やめる?」

希美佳は肉竿を包みこむ皮を引っ張り、亀頭のカリを剥きだしにすると、指の腹でくりくりと軽く刺激する。

身悶えてしまいそうな快感が恥所に渦を巻き、慶太は歯を食いしばった。

「ああっ……そんな……」

頭の隅では、こんなことはするべきではないと思っている。

半ば強引だったとはいえ、杏奈とも性的な関係を結び、その上、希美佳ともとなると、道徳的にも許されることではない。

なにより、慶太の脳裏には、もう一人の清楚な教育実習生のことが離れなかった。

(さゆり先生とは……なにかがあるわけじゃないけど……)

しかし、慶太がほのかな想いを寄せているのは、希美佳でも、杏奈でもない。さゆりに告白する勇気があるわけではなかったが、それでも自分の気持ちに反して淫靡な行為に耽ってしまうのは、心に嘘をつくことになるような気がした。

なのに、希美佳に触れられていると、心の声は遮蔽され、なにも考えられなくなる。

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