清純女子大生・恥辱責め
本販売日:1994/05/23
電子版配信日:2010/11/05
本定価:535円(税込)
電子版定価:660円(税込)
ISBN:978-4-8296-0556-1
これじゃ、露出狂だわ。ああ恥ずかしい。だけど……。
ノーブラでタンクトップ、ノーパンで超ミニ。
男を挑発して街を歩く恥辱と、それを上回る魔悦。
同級生を部屋に招いたが最後、ゆきの人生は一変した。
悪魔と化した男の、縛り上げ、嬲り犯し抜く凌辱に、
清純女子大生は魔虐に感じる女体に改造されていく。
ゆき(21歳)女子大生
本編の一部を立読み
雨足が強くなり、ストレートヘアーもずぶ濡れになった。頬や剥きだしの肩にべったりと貼りつき、セクシーな色香がむんむん漂ってくる。シャツの上から乳房のふくらみが露骨にわかり、ゆきは裸で街なかを歩いているような気分になった。
ああ、みんな、ゆきのこと、変態だと思っているわ……。
雨に濡れ素肌が冷えても、身体の奥はカッカッと燃えていた。
間宮の奴、いつまでゆきを晒しものにするつもりなんだ……。
ずっとふたりの後をつけている谷村は、ゆきの態度に不信感を抱いた。
ふたりは普通のカップルには見えなかった。あんな恥ずかしい目にあいながら、どうして、ゆきが逃げださないのか。何か間宮に弱みでも握られているのだろうか。
どしゃ降りになっても、ゆきだけはずぶ濡れのまま晒しものにされつづけた。ヒップの形が露骨に浮きあがり、剥きだしの太腿もふくらはぎも、雨に濡れてますます悩ましい。
谷村は走り寄って、間宮からゆきを奪い取りたかったが、なぜか身体が動かなかった。ふたりは恋人同士には見えなかったが、ふたりだけの世界で、密接につながってるように感じられた。谷村の存在を許さない、何かで……。
ふたりは公園に入った。日が暮れた梅雨の公園には、人影はなかった。
ゆきは間宮に引っぱられるようにして、芝生の奥の樹木に覆われた場所へと、セクシーな姿を消した。
何をする気だ……。
谷村の胸が高鳴った。覗き屋みたいに、足音を忍ばせ樹木に近寄る。
「あっ……」
谷村は目を大きく見開いた。シャツとタイトミニを脱ぎ、ヒップ丸出しの褌パンティだけになったゆきが、間宮の足もとにひざまずき、ジーンズのジッパーをおろしているところだった。
な、なんてこと……あの、ゆきが、間宮にフェラチオを……。
谷村は目まいを覚え、その場に膝をついた。
信じられなかった。いや、信じたくない。
馬鹿な。ゆきが、よりによって間宮のペニスを口にするなんて。夢だ、これは悪い夢なんだ……。
谷村はもう覗く勇気さえ消失した。どしゃ降りの雨のなか、ふたりから逃げるように走りだした。