本販売日:2011/02/23
電子版配信日:2012/02/17
本定価:713円(税込)
電子版定価:770円(税込)
ISBN:978-4-8296-1770-0
(両隣の女同士で若い男を奪い合うなんて……)
悩ましい腰つきから黒下着を脱ぎ下ろす美菜。
二十代と見まがう艶肌からは熟れた桃のような芳香が!
愛する夫を亡くして二年。貞節を守り続けた躰が
少年のたくましい肉茎を前に、はかなく崩れてゆく……
35歳と43歳、二人の未亡人に隠された哀しき性。
<もくじ>
第一章 隣家に引っ越してきた未亡人
第二章 窓越しに覗いた女体が目の前に!
第三章 二年半ぶりの肉交に燃え上がる肉体
第四章 もう一人の熟未亡人は四十三歳
第五章 昼下がりの寝室で狂い乱れて……
第六章 熟女は、深く愛して、長く愛して
みな(35歳)未亡人
みどり(43歳)未亡人
あやか(20歳)女子大生
本編の一部を立読み
ペニスが肉びらの間に分け入ってきた。突きたててくる。
位置がわからないらしい。膣口よりも上を繰り返し突いてくる。
「もっと下」
いって美菜は腰をわずかに浮かせた。
ヌルッと、ペニスが滑り込んできた。
「ああッ!」
ゾクッとして喘いだ。
ヌルーッと硬い棒が押し入ってくる。それと一緒にえもいえない快感が子宮を突き抜けて背筋を駆け上がる。
美菜は喘ぎ声を放ってのけぞった。躯がふるえてイキそうになった。かろうじてこらえ、僚太を見やった。興奮しきった表情で美菜を見ていた。
「僚太くんのペニス、初めて女性の中に入ったのよ。どんな感じ?」
美菜は訊いた。息と一緒に声が弾んだ。
「気持いい、すげえ気持いい」
僚太が昂った声でいう。
美菜もたまらなく気持よかった。しかも快感とはべつに、膣にペニスが入っている実感と一緒に満たされた歓びが込み上げていた。二年間セックスから遠ざかっていたからかもしれない。こんなことは初めてだった。
「わたしもよ。僚太くんの逞しいペニス、すごく気持いいわ」
声がうわずった。
「あッ、動いてる! 締めつけてる!」
僚太が驚きの声をあげた。美菜にもわかった。ひとりでに膣が収縮しているのだ。夫の雅志からはよく、「くわえ込んでるぞ」といわれたものだった。
そういう膣の動きによってさらにペニスを感じて快感が強まる。美菜は腰をゆっくりうねらせながら訊いた。
「僚太くん動ける? 動いたら我慢できなくなっちゃいそう?」
「ちょっとは、できると思うけど……」
僚太が美菜の腰の動きに眼を奪われたまま、自信なさそうにいう。
「じゃあ動いてみて」
恐る恐るという感じでペニスを抜き挿しする。
肉棒が膣をこする。快感がわき上がる。泣きたくなるほど気持いい。美菜は声をこらえることができない。
僚太は股間を凝視したまま腰を使っている。その眼にはこれ以上ない淫らで煽情的な眺めが見えているはずだ。そんなところを見ていたらよけいに射精を我慢できなくなってしまうだろうに、そういうことを考える余裕もなく、それに見ずにはいられないのか、興奮が貼りついたような表情でじっと見ている。
「ああッ、いいッ、いいわ。僚太くんは?」
「俺も……でも、ああッ、もう我慢できなくなりそう……」
怯えたような表情でいいながら、クイクイ腰を律動させる。これまた、そんなことをしたらよけいに我慢できなくなるのに、そうせずにはいられないようだ。
「いいわよ、イッても。そのときは『イク』っていって、わたしも一緒にイクから。いい?」
僚太はうなずいた。射精するつもりらしく、さらに激しく腰を使う。
美菜も一気に快感が高まってきた。僚太に合わせてイキたいと思った。それでいて、もっとこの快感を味わっていたい気持もあった。