理沙子の裸身は17歳に思えないほど成熟していた。
形よく上向く白桃の如き乳房、桜色の乳暈。
淡い繊毛の下に覗く一条の紅い可憐な亀裂。
処女ならではの瑞々しく愛らしい妹に、順也は欲情した。
妹を犯したい!……兄の邪心も知らず眠る理沙子。
だが順也が股間を開いた時、妹の果肉は濡れていた!……
りさこ 妹
たえこ 人妻
まりえ 女子学生
本編の一部を立読み
順也は、自分が悪いんだという自覚を持っていた。同時に、自分を悪魔に変えてしまう女の体もいけないのだと思った。そしてそれは、自己弁護かもしれないという認識を抱いて、苦笑した。
順也は妹の体に、慎重に触れていった。
てのひらに伝わる柔肌の感触は、いつもと変わらないはずなのに、この夜に限って何か特別であるように思えてならない。それは後に控えた、妹の恥部をじかに見るという大きな命題が残されているからにほかならない。
もしかして、見るだけではおさまらず、触ってしまうかもしれない。いや、そう思った瞬間から、触るということは実現するだろうと予測した。
乳房の柔らかさは、いつもながらてのひらに多くの感慨をもたらした。
確かに柔らかい。柔らかくて気持ちがいい。それ以上に心を揺さぶるのは、微妙な固さであった。柔らかくて固いというアンバランスな感覚こそ、女体が放つ不可思議さだと思った。
いつもよりずっと、妹は酔っている。何度も理沙子の寝顔をうかがいつつ、順也は次第にはっきりとした意志を持ち、たおやかな肌に触れていった。
今までの遠慮がちなものではなく、かなり大胆であった。撫でまわすという単純な行為であっても、順也には貴重な体験であった。
指先でつまんでみると、柔らかで、まるでねばり餅のようにつきまとってくる。とりわけ気に入ったのは、乳房と、恥毛の生えているふくらみだった。
どちらもがセックスに深いかかわりを持つことに気づいた順也は、自分の体がもう異常な痛みと疼きをともない、激しく勃起していることを知った。それは心地よい感覚だった。
十五分近く、順也は撫でまわす行為をつづけた。決して飽きなかった。まだ一つ、とっておきの部分が残されていたからである。
そこは、これまではパンティの下にくぐらせた指先で少しだけ触れるといった程度のものだった。今回は邪魔な遮断物は何もない。理沙子さえ起きださなかったなら、心ゆくまで観察できるのだ。
心が弾んだ。それが体に、顕著に表われた。
パジャマズボンを脱ぎ捨てると、窮屈な場所から解放された分身が、ものすごい勢いで跳ねでた。
理沙子の全裸を間近で眺めつつ、こわばりに右手を添え、軽く摩擦した。ツーンと体の芯が脳天から突き抜けるような感じがした直後、呆気なくザーメンが飛びだした。
飛びだす直前、右手に力を加えて肉棒を無理やり下に折り曲げたので、白い液体は的確に理沙子の下腹や太腿へ降り注いだ。
虚脱の時間はやってこなかった。すべてがいつもと違っていた。
汚れを拭き取り、最後の目的を達成させるために、理沙子の両脚の間に割って入りこんだ。
太腿の付け根が開くと、恥毛と陰唇によって隠されていた割れ目が、はっきりと全容を現わした。
「…………」
女の中心部を、女性器を、こうして順也は初めてまともに見たのだった。