蠱惑の剣に憑かれて
本販売日:2009/05/10
電子版配信日:2016/12/16
本定価:880円(税込)
電子版定価:880円(税込)
ISBN:978-4-8296-6104-8
馥郁たる芳香を漂わせ勝気な瞳で男に対峙する渚、齢十六。
貞淑な尼僧の身ながら脂ののった熟肉を隠す千代、齢三十一。
剣一筋に生きてきたがゆえ純潔な身体を持つ桜、齢二十四。
剣に翻弄された運命を辿る女たちは、装束をはだけられ、
垂涎の柔肌を、美肉を奪われ“おんな”に目覚めゆく……。
恥辱と魔性の狭間で白い獲物が朱に染まる美肌めぐりの暦!
(挿画 藤井祐二)
●もくじ
壱の章 淫謀渦巻く 復讐に燃ゆる美少女
弐の章 黒衣剥く 剣の謎を知る尼僧
参の章 陰花蠢く 棲み家で交わす肉交
肆の章 柔肌薫る 生粋の女剣士狩り
伍の章 処女貪る 現われし凌色の仇敵
陸の章 宝剣憑かれる 蜜猟仕置き人の罠
?の章 性宴乱れる めざめゆくおんな
捌の章 美肉巡る 魔辱と艶肌の淫暦
なぎさ 町娘
ちよ(31歳)尼僧
さくら(24歳)女剣士
本編の一部を立読み
「自分から股を開くんだ。僕におんなの部分をよく見せてくれ」
「はい……」
千代は魅入られたようにうなずき、その場に腰を下ろす。両脚を開いて、腰を突き出した。
秘唇に親指と人差し指を添え、内奥が見えるようにゆっくり開いていく。奥にある鮮紅色の粘膜が丸見えになった。複雑に折り重なったヒダ肉が膣奥まで続いている。ひく、ひく、と生き物のようにうごめき、濡れ光っていた。
「へえ、随分といやらしい形をしているじゃないか。清らかな尼御前とは思えないほどだね」
「い、言わないでください」
千代は羞恥に声を震わせた。白い頭巾をかぶった顔が切なげに揺れる。
「望みどおり犯してあげるよ。さ、自分から僕の上にまたがるんだ」
蜜政がその場に胡坐をかいた。
「自分から、ですか」
千代の瞳に戸惑いの色が浮かぶ。犯されるのではなく、みずから体を開くことを要求されていた。
だが身のうちに宿った官能の炎は、すでに理性を焼き尽くしていた。弱々しく歩み寄り、蜜政の腰をまたぐようにして中腰の姿勢をとる。
眼下で青年の男根が揺れていた。ほぼ直角に勃起した器官は、先端が透明な液体で濡れている。貫かれる期待感で胸がじんとなった。
はあっ、と悩ましく息をつき、尼僧はゆっくりと腰を下ろした。
互いの性器がぴったりと触れ合った。両膝に手を置き、ぐっと体重をかける。赤い傘を思わせる肉エラが、ぽってりとした秘唇を左右に押し開いた。
「はぁぁぁっ!」
先端が潜り込んだ瞬間、千代は高らかな声を上げていた。たくましい切っ先が花弁をこじ開け、内部まで侵入してくる。
蜜政が腰を突き上げた。
「はっ、ああ」
千代は、内臓ごと打ち上げられる衝撃でうめいた。奥の奥まで深く貫かれる感覚に打ちのめされる。巨大なモノで胎内がいっぱいに埋まり、はちきれんばかりだった。連次に犯されたときと同じ――いや、それ以上の屈服感を覚えてしまう。
「奥まで飲み込んだね。久しぶりだよ、僕の魔羅を根元までくわえ込んだ女は」
胎内がはちきれんばかりの圧迫感に、千代は熱いうめきを漏らした。
「なんて大きい……!」
おんなの内部がキチキチに拡張されていた。深々と貫かれたことで、あらためて青年の大きさやたくましさ、野太さを実感する。秘孔が内側から弾けてしまいそうなほどだった。
「そうら、動くよ」
青年剣士は尼僧の太ももを小脇に抱えて腰を振り始めた。首を曲げて下腹のあたりを覗き込むと、生々しい結合部を確認することができた。一刺しごとに秘唇の内部粘膜がまくれあがり、真紅の色をさらす。