本販売日:2001/12/23
電子版配信日:2009/06/26
本定価:545円(税込)
電子版定価:660円(税込)
ISBN:978-4-8296-1078-7
隣家の美少年が自分の下着に欲情していると知ったとき、
空閨を煩う人妻の爛熟した性は急速なまでに炎上した。
濃厚なフェロモンに満ちあふれた自室で進められる、
クンニ指導、超絶フェラチオ、そして初体験実習……。
童貞喪失の感動に酔いしれ、恍惚に浸る少年には、
人妻のさらなる淫蕩なレッスンが待ち受けていた!
みさ(32歳)人妻
ひでよ(32歳)その他
本編の一部を立読み
祐一は目の前にひろがる夢のような光景に、うっとりと見とれていた。
すぐ目の前、ほんの少し首を突きだし、舌を伸ばせば届きそうなところに、憧れていた人妻の秘唇が布一枚に隔てられ、息づいている。
立ちのぼるフレグランスはかすかに潮風の匂いを伴って、ヨーグルトのごとき甘酸っぱい香りをかもしだす。
(なんていい匂いなんだ……)
アーモンドブラウンのショーツは、サテンの滑るような光沢を放ち、内股の収束する股布には愛蜜が染みだし、そこだけ濃い色に沈んでいる。
(美沙さんのマン汁!)
許されるものなら舌を伸ばし、その味を確かめたい。思う存分舐め啜りたい。
濡れているということは、見られながら感じているのだろうか。ハイレグにカットされたショーツの、前身頃に覆われた下腹部が、ゆっくりとうねるように上下していた。よく見れば縮れた恥毛が寄り集まっているのがかすかに透けて見える。
どうにもとまらなくなりそうな気持ちをなだめすかすかのように、祐一はほんの少しだけ匂いたつ股間から顔を離した。
視界に美沙の下腹部が、その全容を晒している。
(これがあのひもだったんだ)
ベランダで干されていた正体不明のひも状のものが、ストッキングを吊すものだということを初めて知った。
改めてまじまじと見つめれば、単なる吊りひもというよりも、レースを編みこんだ美しい装飾品のようですらある。
ストッキングの上端にも美しい装飾が施され、母親のパンティストッキングしか知らなかった祐一は、こんな美しい下着があるのかと、うっとり見つめた。
そして電車のなかで触った時に、なぜ突然生脚に触れたのかを理解した。ショーツのクロッチからストッキングの上端までは十五センチほどある。その部分は露出した生脚なのだ。
なぜこんなものを穿くのだろうという疑問より、その美しさが圧倒していた。
ガーターストッキングなど初めて見る祐一だったが、見た瞬間、その端麗な造形の虜になってしまった。
レース状の吊りひもがショーツの下になっているということは、先にこのストッキングを装着し、そのあとからショーツを穿くのだろう。
(ショーツを穿く前は、このひもみたいなのとストッキングだけなんだ……)
知的でしとやかな美人妻が、これらの下着を身につける時のことを想像し、祐一はさらに妄想をつのらせていく。
「やっぱり臭かった?」
顔を離して呆然としている祐一に、美沙が不安そうに声をかけた。祐一はあわてて首を振る。
「ち、違うよ。すごくいい匂いだよ。……我慢できなくなっちゃうくらい」
「我慢って、なにを?」
美沙が誘うように尋ねてくる。さっきから下心を見透かされているかのようだ。
「に、匂いだけじゃ、我慢できなくなるよ」
まるで誘導尋問を受けているように、祐一は湧きあがる欲望を口にする。
「匂いだけで我慢できないって……もしかして舐めたいとか言いだすのかしら? こんな汚いところを」