処女姉妹――何と貞淑な、甘美なまでの響きだろう。
誉れ高き才媛ゆえに、復讐鬼の欲望も狂おしく昂る。
苦悶に喘ぐ姉妹が奏でる被虐の美声は、
血を分けたふたりでしか出せない荘厳さに満ちている。
絶対不可侵のはずだった処女姉妹が、
凌辱と恥悦に呑まれながら堕ちゆく衝撃の軌跡!
りか(21歳)姉
さやか 妹
はるみ(21歳)女子大生
本編の一部を立読み
梨華は涙目をキッと吊りあげ、気丈に睨みかえした。こんなふうに無理やり犯されて、気持ちがいいわけがない。処女の身空で暴虐の嵐にさらされた身体は、ただ痛みに震えるばかりだった。
「へへんっ。まったくかわいげのない女だぜ。ちったあ、色っぽく泣いてみろよ」
ぬちゃっ、ぬちゃっ、ぬちゃっ、としたたかに処女肉をえぐられる。そのたびに身体のなかで、くしゃっ、くしゃっ、と無残な音が鳴り響く。
「ぐっ! ぐうううーっ!」
梨華は必死に首を左右に振り、鼻奥で悶え泣いた。痛みのあまり、失神してしまうこともできなかった。突きあげてくる衝撃にビクンッビクンッと身体が跳ねあがり、激痛はジンジンと脳天までを痺れさせている。
「へへへっ。これから、たっぷりと仕込んでやるからな。この綺麗な顔も、でっかいおっぱいも、穴を開けたばかりのオマ×コも、徹底的にかわいがってやるよう」
粘っこい吐息を顔にかけられ、男臭い汗がポタポタとしたたり落ちてくる。身体中が汚辱に染め抜かれていくような気がする。
「ああっ! もっ、もういやっ……もういやああああーっ!」
絶叫し、首を振った瞬間、信じられない光景が目に飛びこんできた。涙にかすむ視界のなかで、辰巳がビデオカメラを構えていたのだ。
「あっ、あああーっ……やめてえーっ! 撮らないでえーっ!」
股間に打ちこまれた巨根に苦悶しながら、狂ったように手脚をバタつかせる。
「うーひっひひひっ!」
梨華と目が合った辰巳が、太鼓腹を揺すって高笑いをあげた。
「梨華ちゃんが女になるところ、バッチリ撮影しておいてあげたからねえ」
「なっ、なんですってっ!」
「へへっ。どうせ、この部屋には隠しカメラが三台もあったんだ。お嬢さんがおしゃぶりする艶姿もバッチリさ」
益岡が追い討ちをかけるように言い放つ。
そっ、そんなっ……そんな馬鹿なっ……。
びっしょりと汗をかいた気貴い美貌が、屈辱にまみれて歪みきった。あまりの衝撃に、心臓がとまるかと思った。写真に加えて、淫らな舌奉仕や凌辱の風景さえビデオで撮られてしまったのかと思うと、全身の血を抜き取られるような無力感を覚えた。
「いーひひひっ。梨華ちゃん、オマ×コから血が出てるぞう。さすがヴァージンだ、綺麗な血だよう」
辰巳が結合部分にレンズを向け、狂喜乱舞の声をあげる。そんなところまで接写される屈辱に、いよいよ意識が薄らいでいく。
「うりゃ、うりゃ、うりゃっ……」
そんな梨華の気持ちなどおかまいなしに、益岡は抽送のピッチをぐいぐいとあげていった。恥毛と恥毛をからませ、恥骨と恥骨を激しくぶつけた。
もう、すぐにでもイッてしまいそうだった。煮えたぎる欲望のエキスを、梨華のなかにぶちまけたくて仕方なかった。
「よーし、そろそろイクぞ。たっぷりとなかに注ぎこんでやるからなあ」
「いっ、いやあっ! 出さないでっ、なかで出さないでええーっ!」
梨華は狂ったように泣き叫んだ。淫獣の樹液を、こんな男の吐きだすものを、身体の内側で受けとめたくなかった。