四人の未亡人
本販売日:2010/02/23
電子版配信日:2011/05/13
本定価:765円(税込)
電子版定価:880円(税込)
ISBN:978-4-8296-1696-3
「君の逞しいオチン×ンは未亡人を虜にするのよ」
青年の腰に騎乗(また)がり、目もとを染める彩乃。
三十六歳の熟れきった体に女の悦びを甦らせた肉茎。
(同じマンションの女同士で若い男を奪い合うなんて)
恥ずべきこととは思っても、止まらない腰遣い。
四人の床上手な「未亡妻」が狂い咲く深夜の寝室!
<もくじ>
プロローグ
第一章 空閨 マンションの女主人は三十六歳
第二章 かまきり 働く女は汗臭いのがお好き
第三章 床上手 断れない「二対一」の誘い
第四章 寝化粧 夫を喪って以来の肉交
第五章 艶夜 四人の未亡妻(みぼうじん)
エピローグ
あやの(36歳)未亡人
さき(33歳)未亡人
ちえこ(36歳)未亡人
ようこ(38歳)未亡人
本編の一部を立読み
ほんのりオードトワレの芳香を潜ませたボディスーツの生地に唾液を塗りつけながら、手のひらを下腹部へ、クロッチ部分を留めた三連ボタンに伸ばしてゆく。
プツッ……プツッ……プツッ……。
きつめのボタンをひとつずつ外し、陰部を解放する。
にわかに室内の空気が淫らに色づいた、そんな錯覚に囚われながら、ムッチリ肉づいた太腿をこじ開け、三人目の若未亡人、その花園と対面する。
(これが、笹本さんのオマ×コか……本当に、ひとそれぞれだよな)
微かに肉棒を脈動させ、成司はしげしげと媚肉の造形を観察した。
ふっくらした大陰唇にはびっしりと恥毛が生い茂っており、きついボディスーツで押さえつけられていたせいか、薄く大きめのラビアは卑猥な形でひしゃげて、クレヴァスを塞ぐように内側へ畳まれていた。
「そんなところ、あまり見ないで……恥ずかしいわ」
「見ないわけにはいきませんよ。綺麗ですよ、ここも、凄く」
と、褒め言葉をひとつ進呈し、顔面を股座に進ませる。
ムチムチの太腿肉に頬を擦りつけ、クンニリングスに臨む。
しかし、智枝子は……。
「あっ、ダメ、ダメよ……シャワーも浴びてないのに、汚いわ」
「汚くありませんよ、大丈夫、僕に任せて」
慌てて頭を押し戻そうとした智枝子に有無を言わさぬ口振りで言い返し、そっと小鼻を膨らませる。
一日の仕事に励み、幾ばくかの穢れを潜ませた恥臭を嗅ぎ、智枝子だけの個性を楽しむ。
きつめのボディスーツで蒸れてしまったこともあって、それなりに匂いはしたが、多量の汗で蒸れに蒸れていた蓉子の恥臭よりずっと嗅ぎやすく、それでいて悩ましい牝の淫香だった。
成司は頭を押さえつけている智枝子の手を振り払うと、歪に潰れたラビアに熱い接吻を施した。
へばりついた二枚貝を左右の親指で捲り広げ、鮮やかな朱に色づいたクレヴァスの粘膜に舌先を進ませる。微かに淫水を潤ませた膣口、尿道口、合わせ目に芽吹いている陰核を順番に、丹念に愛撫する。
「ふっ……ふっ……あぅ……うぅ……」
「いいですよ、声を出しても……我慢しないで、さあ……ほら、もっと……」
羞じらいからか、押し殺すような喘ぎ声を漏らしている智枝子に声を掛けると、成司は少しずつ舌戯を加熱させていった。
口中に広がるまったりとした旨味に肉棒を脈打たせ、先走り汁を滲ませながらラビアをしゃぶり、膣穴をほじる。親指の腹で陰核のフードを捲り、露出した桃色の肉芽に舌責めを集中させる。
「はっ、ううぅ……あぁ……いっ……ふうぅ、んんぅ」
もはや声を抑えている余裕もないのだろう。智枝子は甲高い美声を発しはじめる。
潤いに乏しかった蜜壺もしとどに愛液を溢れさせ、一刻も早く貫かれたいと、それを望むようにパクパクと入り口を収縮させていた。