人・妻・教・室

僕は四度、誘われる

著者: 楠木悠

本販売日:2008/01/23

電子版配信日:2009/12/25

本定価:827円(税込)

電子版定価:880円(税込)

ISBN:978-4-8296-1550-8

「自分から誘うなんてはしたない女とお思いになる?」

34歳の熟夫人は頬を染め、腰から薄布を下ろしていく。

洋なしのような乳房、ピンクの乳輪、濃密に茂った翳り。

寝室に漂う、年上の女のしっとりとした柔らかい色気。

青年教師を巡って、熟妻たちが競い合う淫らな挑発。

美江子、優梨子、祥子、琴乃……白昼のタブー×4!

登場人物

みえこ(36歳)人妻

ゆりこ(36歳)人妻

しょうこ(29歳)人妻

ことの(34歳)未亡人

本編の一部を立読み

前戯をしていないにも拘らず、夥しい愛液で陰部全体がぬめり光っている。昨晩の名残もあってか、白んだ本気汁で尻の穴までもが穢れて、眩暈を覚えるほどの濃厚な発情臭を放っているではないか。

心なしかラビアも肥大していた。交尾をせがむように膣口は絶えずひくついて、新たな淫汁をちびり出させている。

「凄いよ、琴乃……アソコがもう、グショグショだ」

「いやぁ、そんなこと言わないで」

「欲しいんだな、ここに、ここにっ!」

異様な興奮に鼻息を荒げて、ズブリと二本指を膣穴に突き入れる。へばりつく粘膜を掻き混ぜるように指を回転させ、Gのスポットをぐりぐりと刺激する。

「おほぉ、うぅ、ふううぅ……いや、いやぁ、指じゃだめぇ、早くお願い。私を川本さんの、すぐに栄一さんの女にしてっ、してくださいいぃ」

「俺の、女に……ああっ、すぐさ、すぐだよ」

男心をくすぐり、劣情を盛らせる琴乃の求めに武者震いすると、栄一はせかせかとスラックスを脱ぎ、ビキニのパンツを降ろして、自慢のイチモツを露にした。

「俺の女になるんだな? 本気でなってくれるんだよな!?」

「はい、はいっ! なります、してください」

「もちろんだ。してやる、したいんだ、俺の女にっ!」

両脚を肩に担ぎ、ぬかるんだ肉穴に鎌首を捻じり込む。憧れの未亡人と遂にひとつになる、その感動を噛み締めながら、じわじわと膣を貫いてゆく。

「うぅ……おおぉ」

肉襞を掻き分けるようにして亀頭が嵌まる。うねるように膣路が締まり、雁首が絶えず刺激され、挿入しているだけで細波のごとき絶頂感に襲われてしまう。

今までに味わったことがない嵌め心地の良さだった。精神的な愉悦にも快感が助長され、美江子のそれを上まわる、誰より素晴らしい名器に感じられた。

栄一は琴乃の胸に突っ伏すようにして、一気に膣底まで怒張を叩き込んだ。

「んひいぃ!」

やにわに白目を剥いて、いきむような嗚咽を漏らす琴乃。

なにせ、夫を喪って以来初めての男性自身でもある。愛する男とひとつになっている、それが一番の悦びだが、亡夫との夫婦生活で膣の快楽に目覚めている琴乃にとっては昨夜のディルドーを凌ぐ巨大さも、引っ掛かりがいい雁首も、狂おしいまでの官能を与えてくれた。

むろん、性器を繋げただけでセックスが終わるわけもない。

栄一は両手で乳房を鷲掴みにすると、まずは緩やかなストロークで腰を揺らめかせた。裏筋をしならせ、膣粘膜を削ぐ。雁首をしゃぶるような締まりに先汁をちびりつつ、熟女泣かせのピストンで巨砲を唸らせる。

「はぁ、んんっ、いい、凄く気持ちいひぃ……栄一さんもっと、もっとしてぇ」

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