本販売日:1997/03/23
電子版配信日:2010/03/19
本定価:535円(税込)
電子版定価:660円(税込)
ISBN:978-4-8296-0744-2
「今回だけ特別よ。だって、私は義姉なんですもの」
甘く誘う薫の朱唇が、晃司の肉塊を舐め啜る。
下着を脱いで、濡れた恥肉が熱き剛棒を包みこむ。
憧れの女教師、兄嫁との、初体験は薫のリードで……。
だが、この肉交を境に二人の立場は逆転した。
25歳、美しき兄嫁は義弟のペットに堕ちてゆく。
かおる(25歳)兄嫁
本編の一部を立読み
「先生なんて呼ばないで。今は二人きりなのよ」
「……おねえさん」
「そう。そう呼んで、晃司くん。お願い」
薫は再び亀頭にふっくらとした唇を押し当てた。今度は咥えこまず、唇をほんの少し触れさせ、舌をちろちろと覗かせながら、亀頭の先端を舐める。舌先が触れるたび、晃司は反応よく全身をひきつらせた。晃司のペニスが薫の唾液に濡れ、つややかに輝いてくる。時折り、腿の付け根の筋がピクンピクンと浮き立った。
「あっ……すごい! すごいよ、おねえさん!」
晃司は薫の肩に両手を置き、痛いほど肩をつかんだ。
おねえさんという言葉にある背徳的な響きに、薫は酔った。背筋がぞくっとした。少年のペニスはむんという感じで、青臭い匂いを発散させている。その淫靡な匂いが、薫を麻痺させる。
薫はもう一度、肉棒をぱっくりと咥えた。
唾液をまぶすように、喉の奥まで咥えこむ。晃司のペニスは熱かった。口腔が燃えてしまいそうだ。薫は首を前後に動かし、唇と舌で、肉棒を愛撫した。
舌をたぎったように熱くなっている少年のペニスに絡め、口のなかの粘膜を密着させるようにして、擦りたてる。
「あ……お、おねえさん……だ、駄目だ……イッちゃうよっ……そんなことされたら……あっ、あうっ!」
晃司の声がうらがえった。
睾丸がせりあがってきている。薫は薄目でそれを確認すると、今度はちゅばちゅばと淫靡な音をたてながら、激しく頭を振った。唾液のなかに、尿道からもれでる前触れのつゆの味が混じっている。薫は味わいながら少年のペニスを吸った。
「あっ、あうっ」
雷に打たれたように、晃司はびくんと体をひきつらせた。
どくっという感じで、口のなかに熱い体液がほとばしるのがわかった。ペニスは断続的に、薫の唇のなかで痙攣し、そのたびに、こってりとした粘液を吐きだした。ねばねばとしたスペルマが、舌や口腔の粘膜にこびりついていく。
口のなかに青臭い匂いがひろがり、それが鼻まで達するのを薫は感じた。ちょうどワインをテイスティングしているときのように。
少年の精液は若草のように瑞々しく、濃厚な匂いを発散させていた。理性を痺れさせ、女体を溶かしてしまうような甘美な芳香だった。
薫はピクピクとひきつる若々しい肉棒に、舌をねっとりと絡めた。少年のペニスは、鋼鉄のような硬度を維持したまま、つきることのない泉のように、スペルマを放出しつづけている。
喉の奥にどろりとした体液がたまった。口のなかいっぱいに、芥子の花のような少年の精液の匂いが満ちあふれている。薫は喉を鳴らし、濃厚なタンパク質の液体を呑みこんだ。ねばねばしたスペルマが、喉をゆっくりと通り抜けていく。
断続的な痙攣がおさまり、精液が最後の一滴までしぼりだされても、薫は唇を離さなかった。