罪母【つみはは】

著者: 星悠輝

本販売日:2013/05/23

電子版配信日:2013/09/27

本定価:785円(税込)

電子版定価:880円(税込)

ISBN:978-4-8296-1935-3

「私の奥まで入ってきて。あなたをずっと感じたいの」

13年間一緒に暮らした弘樹の証を、体内で受けとめる和恵。

「あなたを捨てたママを許して。好きなようにしていいわ」

再会した息子への償いを込め、股間を開いて迎える慶子。

母性愛を競い合うように蜜戯に溺れる罪深き33歳と31歳。

禁忌と喜悦の狭間で二人の母が織りなす相姦ドラマの行方!



●もくじ

第一章 禁絆

第二章 奉仕

第三章 嫉妬

第四章 双獣

第五章 大罪

エピローグ

登場人物

かずえ(33歳)義母

けいこ(31歳)実母

本編の一部を立読み

「す、すごいよ、ママ……とってもイヤらしい……」

「ふふっ。どうしたの、そんなに呆けて? 気に入ってくれた? でも、見とれちゃ駄目よ。いつもみたいに、すぐにイッたら、お仕置きなんだから」

慶子は妖艶に微笑むと、腰に手を回し、ショーツの結び目を解いた。

紐が緩み、はらりと布地が落ちると、無毛の丘が露わになる。手入れが施された、うず高い丘の上に紅玉がピンと立ち、誇らしげな様をしていた。クリトリスの向こうに亀裂が潜んでいる。亀裂には赤く色付いた二枚の花弁が張りついていた。亀裂を作るラヴィアから、とろ~りと淫蜜が零れ落ちる。

ペニスは引き攣り、期待していた。下腹部が熱くたぎり、身体は慶子を求めている。

「ま、ママ、僕、もう我慢できないよッ」

弘樹の要求に応えるように、慶子は勃起を垂直に立てた。股間にあてがい、亀裂を前後に擦り始める。亀頭と女陰が捏ねられ、男と女の愛液がくちゅくちゅ混ざった。

「ママも我慢できないわ。前戯なんて要らないから、お胎の奥にいらっしゃい……」

「えっ? そ、そ、……あああぁぁっ」

弘樹が疑問を口にする間もなく、弘樹は女のぬかるみにまとわりつかれた。

慶子が腰を下ろすと、女肉によって、亀頭の先、雁首、幹、根元が順に締めつけられる。ずぶずぶと男根が女陰の中に消えるとともに、締めつける場所も根元へと移動した。やがて、慶子の尻と弘樹の腹との間にあった空間が消えてなくなる。

肌に張りのある臀部が腰に乗るころには、ペニスは女窟の最深部に到達していた。

「ぼ、僕のオチン×ン、ママに食べられちゃったよ……」

「あーーッ! ど、どう、弘樹ッ、ママのヴァギナは! ……んっ、……んんっ」

悩ましい吐息とともに慶子は腹に力を込めた。臍の周りと無毛の下腹部の筋肉が蠢き、スタンドライトで仄かに浮かび上がる腹筋の影が収縮を繰り返す。

「あっ……、あっ……。ま、ママの、お、オマ×コが噛みついてくる……あぁ、そんなに食べないで! 噛み切られちゃいそうだよッ」

大の字に縛られた弘樹は、首を左右に振って恐怖に耐えた。しかし、男性器は痛いほどに気張っている。自分では何もできないのに、身体は意思と関係なく慶子の熱を感じ、疼く快楽に抗いきれずにいた。心の底では、「もっと咥えて欲しい、もっと呑み込んで欲しい!」と期待してしまう。慶子の胎の奥深くに潜りたかった。

「ほらっ……んんっ……」

腹に跨ったまま、慶子は腰を前後に揺すり、膣に力を込めた。ゆっくり腰を振る様は、快楽を貪る前の助走であり、時折、耳にかけた前髪が、はらりと零れ舞う。じんわりと汗に濡れた頬や唇にまで、数本、髪の毛が張りついていた。

深紅の唇は、楽しそうに笑っている。捕らえた獲物をいたぶる笑みだった。

身体を束縛し、今また、快楽で精神を束縛しようとする。

「ママのヴァギナ、どう? 感じてる?」

──くちゅっ……、くちゅっ……

結合部から水音が漏れた。

膣の中では、熱い肉がペニスに纏わり、ぐいぐいと揉んでくる。隙間なく張りついた柔肉が亀頭の表面を撫で、それでいて、万力のように幹を締めつけた。

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