本販売日:2006/10/23
電子版配信日:2008/09/12
本定価:681円(税込)
電子版定価:770円(税込)
ISBN:978-4-8296-1458-7
「私をママって呼べば、もっといいことしてあげる」
絞りあげるように若竿をしごく二番目の継母・香那。
最初の継母を慕う昌太郎を性で手なずける淫略に、
心で反発しながらも、熟練した性技に溺れてしまう。
(こんなやつ、ママなんて認めたくない。でも……)
36歳、27歳、19歳……三人の継母が激突する青い寝室。
まゆみ(36歳)義母
かな(27歳)義母
みずき(19歳)義母
本編の一部を立読み
「ふふっ。いい? あなたのママはあたし。わかっているわね」
満悦したように、香那の唇がほころぶ。
「は……はい」
「じゃあ、ごめんなさい、ママって言いなさい」
「え……」
昌太郎にとってのママは、最初の継母、麻由美だけだ。今まで香那のことは、「香那さん」とか「ねえ」としか呼んだことがない。
しかし、これまで守り通してきた一線さえも、香那の与えてくれる圧倒的な快感の前では、かき消されてしまう。
「ご……ごめん……なさい……マ、ママ……」
断腸の思いで、言葉を搾りだす。継母の表情が、満足げに緩んだ。
「いいわ、許してあげる。これからはいつも、あたしのことをママって呼ぶのよ。そして、言うことには逆らわないこと。そうしたら、もっと気持ちのいいことをしてあげるわ」
そう言って香那は、ふたたび右手に若竿を持ち替えると、指先に強弱をつけながら、素早い動きでこすりはじめた。
「くああっ!」
揮発性の液体に火をつけたように、ペニスがかっと熱くなる。その熱はあっという間に下半身全体に行きわたり、昌太郎は首をのけ反らせた。
どくっと肉棒が脈打ち、エネルギーを溜めこんだ間歇泉が爆発するように、濃厚な白い体液が鈴口から噴きでてきた。
最初の一絞りは、おへそのあたりにびちゃっとかかり、次の噴出が香那の指を汚していく。
それでも継母は射精の脈動が終わるまで、やんわりペニスをこすりつづけていた。精液にぬめった指が肉竿をこすると、エクスタシーの快感が、さらに引き上げられたようになる。
昌太郎はハァハァと荒い吐息をもらしながら、薄く目を開け精液に汚れた継母の指先を見つめた。
(僕のザーメンが……香那さんに……)
認めたくはなくても、彼女が現在の継母だということは、紛れもない事実だ。義理の母親の指をいやらしい体液で汚してしまった背徳感が、胸をじくじくと疼かせる。
「こんなにたくさん出して。ねばねばまとわりついてくるわ。拭いてちょうだい」
香那はべっとりと精液がついた指先を昌太郎にかざし、冷ややかな視線を向けてくる。恥ずかしさと惨めな思いに、昌太郎は打ちのめされたようにうつむきながら、ベッドの枕もとにあったティッシュを手に取り、香那の指についたスペルマを拭った。
継母の言いなりになっていることに、猛烈な悔しさを感じる。しかし、反抗の牙はすでにもぎ取られていた。
「いい子ね。そうして素直でいなさい。もっと気持ちいい思いがしたいならね」
香那はそう言って、この世で一番美しい魔女のように、艶やかに微笑んだ。