三人の美姉

著者: 鏡龍樹

本販売日:1998/11/23

電子版配信日:2010/01/08

本定価:535円(税込)

電子版定価:660円(税込)

ISBN:978-4-8296-0856-2

優雅な肢体に妖艶な色香を放つ長姉・波瑠菜

刃物のように危険な美貌を持つ次姉・奈津実

可憐な容姿に清純な女唇を保つ末姉・亜紀穂

媚麗なる魅力に溢れる美姉たちの濡肉挑発に

少年は理性を失い甘美なる相姦の淵に堕ちた

三人の美しき牝獣と青狼が織りなす魔性の夜

登場人物

はるな(27歳)姉

なつみ(24歳)姉

あきほ(19歳)姉

本編の一部を立読み

布由樹は、自分の下半身に目をやった。

次姉の奈津実が両手をつき、四つん這いになって、布由樹のいきり立つ剛直を、唇で咥えこんでいた。

なにかが爆発するような快感が、股間を包みこんだ。下半身から、電撃が衝きあがってきた。背筋に鳥肌が立ち、首筋の毛が逆立つ。

それは、布由樹が今まで経験したことのある快感とは、まったく異質のものだった。次元の違う、圧倒的な快感。身体をバラバラに吹き飛ばしてしまうような性感の嵐が、股間で荒れ狂っている。

「あっ、あああああ」

遠くで、叫び声が聞こえた。それが、自分のあげている声だとは、思えなかった。

奈津実は、眉間に皺を寄せ、苦しそうな表情を浮かべているものの、布由樹のペニスを口から離そうとはしなかった。首を振るようにして、ペニスを唇でこする。唇がペニスを優しく撫でるたび、射精のときの、稲妻が走るような感覚が、ペニスを突き抜ける。

長姉の波瑠菜は、もう一度にこりと微笑むと、四つん這いになった奈津実のお尻の陰に隠れた。

「んんんんん」

奈津実の喉から、くぐもったあえぎ声がもれる。ペニスを咥える口もとが、きゅっと引き締まった。

波瑠菜は、奈津実の秘所に唇を押しつけているようだ。ぴちゃぴちゃという、猫がミルクを舐めるような音が、次姉の下半身から聞こえる。

奈津実が布由樹のペニスをしゃぶり、波瑠菜が奈津実の股間を貪っている。

それは、異常な光景だったのかもしれない。

しかし、その瞬間の布由樹には、これこそほんとうの、そして究極の、愛の形のように思えた。

奈津実の快感は布由樹に伝わり、布由樹の快感は叫び声となって、室内に響きわたる。その声を聞きながら、波瑠菜は楽しげに、そして優しく奈津実を愛撫している。

唐突に、布由樹のペニスを熱い潮流が駆け抜けた。

肉棒がひきつり、拳銃が弾丸を吐きだすように、スペルマが次姉の口腔を直撃した。ほぼ同時に次姉も背筋をぴんとそらせる。

ペニスが奈津実の唇からこぼれ、噴きだす精液がその美しすぎる顔にかかった。次姉はうっとりとした表情で、噴きだす精液を顔に浴びた。

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