弟と双子美姉

著者: 高竜也

本販売日:2000/05/23

電子版配信日:2009/10/09

本定価:545円(税込)

電子版定価:660円(税込)

ISBN:978-4-8296-0963-7

深夜、弟のベッドに忍びこんできた黒い影。

喘ぎを抑えながら相姦の魔味を貪る姉は、

慎ましさのなかに狂態を秘めた智美か、

弟への思慕から倒錯願望に衝き動かされた映美か。

少年が相姦の罪を重ねる美姉は、なんと双子。

同じ美貌の姉だからこそ競い合う相姦のドラマ。

登場人物

ともみ(22歳)姉

えみ(22歳)姉

あやな 女子学生

本編の一部を立読み

「ちょうだい、早くして……ああ、もう我慢できないわ。お願いよ。早くっ!」

もっとそういう姿を見たくても、これ以上焦らせればまた大声を出しかねない。それでなくても大きい声なのだ。

聖輝が嬉しさと困惑半分で中腰にかまえると、智美はもう待ちきれないとばかりに、そそり勃つ陰茎に手を伸ばした。

こんな姿を見ると、どうしても映美の姿が重なった。映美とは一度だって関係したことはなかったが、映美ならこうしてもおかしくなかったし、そうするだろうという確信があった。しかし目の前にいるのは智美なのだ。

信じられない思いで智美の手もとを見つめた。いかつい肉棒に巻きついたしなやかな指は慎ましやかであるが、欲望を掴み取る執念の塊りのようにも見えた。

自らぐいっと腰をせりあげた智美は、大きく割れた膣口に亀頭をあてがうと、なんとも淫らな手つきで擦りたてた。

硬くて柔軟な亀頭に圧迫されて、濡れぬれの陰唇はピチャピチャと音をたてながら左右にひろがった。今までとは違った少し濁りの混じった愛液が、肉棒のみならず智美の手までぐっしょりと濡らした。

「ああ、なんていいの!」

智美の心の底からの叫びが、聖輝の熱くなった脳髄に心地よく染み渡った。

「お姉さん、欲しいよ!」

甘く訴えた。そうしたかった。

「いいのよ、さあ……」

その声にうながされて腰を沈めると、膨れきったこわばりは、熱い女の湿地帯にズブッと沈んでいった。

沈んでいく間、智美の喘ぎが尾を引いた。

聖輝はひとつに繋がった二人の性器を、熱い目で見つめた。白い狭間に咲く赤い実に、長くて太いペニスが出たり入ったりしていた。姉とセックスするという冒涜的な行為であるが故に感じる度合いが深く、強烈だった。

智美もまた、白い裸身を薄い桜色に染めて、愉悦のなかをさまよっていた。

聖輝は小さな女の亀裂の偉大さに驚嘆した。男の精を吸いつくす魔性の柔肉に感動した。

「たまらないよ」

痙攣のきざしを見せはじめる肉棒を必死でコントロールしながら、智美により激しい性の楽しみを与えようと抽送した。智美は股間に湧く性感のすべてを取りこむかの如く、両脚をめいっぱい開き、肉づきのいい豊満なヒップを振りたてた。

成熟した女の匂いが、智美のあらゆる部分から噴きだした。下腹部の奥深い肉襞は細かく震え、震えるたびに炎と化した愉悦が拡散した。

「いいわ。こんなにいいなんて……」

それが心の底からの言葉であることを、聖輝は願った。

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