麗母響子・淫性と魔性

ママ、狂わせないで!

著者: 牧村僚

本販売日:1999/03/23

電子版配信日:2009/12/18

本定価:535円(税込)

電子版定価:660円(税込)

ISBN:978-4-8296-0878-4

響子には二つの貌があった。昼と夜の貌が……

夜の母は信じられないほど淫らで

息子を裸に剥いては思いのままにもてあそぶ

清楚な昼の姿とどちらが本当の母なのか?

深々と肉茎を呑みこまれながら魔悦に震える少年は

答えを見出せぬまま、相姦の秘境を彷徨っていた……

登場人物

きょうこ(34歳)実母

ともよ(34歳)女教師

まゆみ(14歳)その他

りさ(14歳)その他

みすず 女医

本編の一部を立読み

「うっ、ああ、ママ……」

強烈な快感の波が背筋を這いのぼり、少年は思わず声をもらした。

女は少年の言葉など意に介さない様子で、ベッドに上体を乗りだした。赤い舌を出して、ぽってりとした肉厚の唇を悩ましいしぐさで舐める。

唾液に濡れてぬめぬめと光る朱唇が、少年の目にはこのうえなく淫靡なものに映った。

やがて女は大きく口を開け、肉棒をぱっくりとくわえこんだ。

「うわっ、き、気持ちいい……」

少年はビクンと身を震わせ、女の髪の毛を両手でかきむしった。

硬い肉棒を頬張ったまま、女はベッドにあがった。少年をあお向けに横たえ、おもむろに体を回転させて、脚を少年の顔のほうへ向けてくる。

ネグリジェの裾が大きくはだけて、白いふとももが少年の目の前に迫ってきた。

女は少年の顔をまたぎ、耳の真横に両膝をついた。

ネグリジェの薄い生地がふわりと顔にかかって、少年の視界が失われた。しかし、目の前にあるはずの女の股間からは、むっという熱気が伝わってくる。

少年は震える両手で女のふとももをかかえこんだ。すべすべした肌ざわり、むっちりとした弾力に魅了され、少年は軽いめまいに襲われた。手のひらをいっぱいに開いてふとももを撫でつけながら、ベッドからあげた顔を女の股間に押し当てる。

女が身につけているパンティのなめらかさが、少年をさらに欲情させた。夢中になって唇を押しつけているうちに、薄布の表面がじっとりと湿り気を帯びてくる。

「ああっ、ママ! 最高だよ……」

パンティに顔を押しつけたまま、少年はくぐもった声をあげた。

しかし、女の耳には何も聞こえていないようだった。くわえこんだ肉棒に長い舌をからみつけたまま、上下に首を振って猛烈な愛撫を加えはじめる。

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