本販売日:2004/04/23
電子版配信日:2007/08/01
本定価:597円(税込)
電子版定価:660円(税込)
ISBN:978-4-8296-1273-6
目の前には僕を男にしてくれる30歳の悩ましき裸身。
柔らかな乳房、濡れた秘唇、すべてが僕を狂わせる。
美樹は彼女の姉、求めてはいけない女体だとしても、
まぐわえば、まぐわうほど、快美が深まる禁断の繋がり。
「きれいな身体のままあなたのもとに戻ってくる」
罪深い僕に彼女が17歳の処女を捧げてくれる日が!……
みき(30歳)姉
あかね 妹
本編の一部を立読み
こんな関係はいつかは崩れる。しかも近い将来に。
美樹も修司もその覚悟はできていたからこそ、かえって強く求め、燃えつきたいと思っていた。
ベッド越しに背中を向けて眠っている茜を見ながら、美樹はあお向けになっている修司の分身を掴み、巧みに割れ目を擦った。そうするだけで腰骨が痺れるほどの快い感覚が下半身に湧いた。
いつかはこういうことを茜がする……。
茜の寝姿を見ていると、どうしてもそこに思いが走った。
今しかない自分と修司の関係を、より深く体に刻みこむために、充分に肉棒と割れ目の滑りを確かめた。ともに生き物のように活発に蠢き、一つに溶け合うことを望んでいた。
腰を持ちあげた時、茜が大きく寝返りを打って体勢が変わった。茜はまるで美樹を見ているようだった。
見られている……。
そんなわけはないのに、美樹はそう思うことで欲望を昂進させた。
「入れるわ」
小さな声は、組み敷いた修司に言ったようでもあり、茜に言ったようでもあった。そして自分の気持ちも高めるために。
美樹がさらにヒップを浮かせると、修司の手が下から伸びてきて、亀裂を撫でた。
「ひッ……」
不意討ちに、美樹は思わず高い声をあげた。
茜の表情が少し変わった。寝息も何度か不規則になった。
美樹はそれに煽られたように腰を沈めた。
充実しきった一物が秘孔をうがつと、美樹はそれを実感するために思いきって陰阜を押しさげた。子宮が歪んだような気がした。明らかに亀頭が頸管を突き刺す形で接触し、びくびくと脈打って押しあげていた。
「一番奥まで入ったわ」
茜に向かって言った。茜の眉根が狭まった。
起きるかも……。
それを承知で腰を揺さぶると、いつもよりも鋭い快感が、子宮を中心としたあたりから噴きあげてきた。
「むむむ……くぅ……」
さすがに歓びの声は抑制した。しかし、下から修司が腰を突きあげると、忍ぶはずの声が唇の端からもれた。
「ハーン……くッ……くくくぅ」
修司の腰の突きあげは、声をあげさせることを楽しんでいるかのように激しかった。
美樹は異常な状況下にありながら、身も世もあらぬふうに感じつつあることが怖かった。制御することのできない自分が恐ろしかった。なのに肉体は着実に最終段階に向かってひた走っていた。
イキそう……。