夫が眠るベッドの下で義理の息子との
性愛に溺れていく由貴子は27歳。
やめなくてはと思いつつも29歳の息子の
若く逞しい剛直を握りしめ頬擦りしてしまう。
雪白の肢体をのけぞらせ、抑えても……
濡れた朱唇を割って、本能の喘ぎが洩れる。
ゆきこ(27歳)義母
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「ほら、見てごらん」
突然、智史がのしかかるようにして、握りしめた陰茎を突きつけた。
「ママのジュースでこんなに濡れちゃった」
「ああ、やめてッ……」
子供じみた智史の言動に羞恥心をあおられた由貴子は、そう言いながらも、嬉しさで弾んでしまう心と体をどうすることもできずにいた。自分の欲情のしるしを見せつけられた恥ずかしさと奇妙な嬉しさが、またしても由貴子を高揚させた。
「気持いいんだね、由貴さん」
「いいわッ!! よくってよ……こんなにいい気持にされたのは初めて。ああッ、怖いみたい……」
「入れたらもっとよくなるよ」
「そうよッ!! 入れてッ!! ねえ、入れてちょうだい!! 死んでもいいのッ。気持よくさせてッ!!」
叫びながら由貴子は頭の片隅で、こんなに濡れてしまった自分の体に、智史が驚いているのではなかろうかと、ちょっぴり恥ずかしい気分も味わっていた。
「あッ……」
今度は、敏感な愛の突起が集中的に攻めたてられた。少し頭を持ちあげて足もとのほうを見ると、智史が亀頭の先をグリグリと肉芽に押しつけている。尖った部分を、切れ口の中にでも押しこんでいるのだろうか。痛いような痒いような、なんともいえない感覚に包まれて、由貴子はうっとりと智史の行動を見つめていた。
「したかったんだね、ママ……」
「いやッ、そんな言い方はやめてッ」
「だってママじゃないか」
「そうよ。私はママ……あなたはいけない人よ。ママとこんなことをしてる……」
「じゃ、やめようか」
「いやッ!! してッ、もっとしてッ!!」
戯れの言葉を交わしながら、二人はさらに燃えあがった。由貴子は、自分の存在そのものがかき消されてしまいそうな鮮烈な性感のなかに浸りきっていた。
「さ、正直に言って……とてもしたかったって」
「ええ、そうよ。その通りよ。したくてしたくてたまらなかったの」
「自分でもやった?」
由貴子は迷わずに叫んだ。
「やったわ。毎日のようにやったの……指がふやけそうになるまで。ああッ、ひどいことを言わせないで」
そう言いながら、由貴子は襲いかかってくる小さなエクスタシーの波のなかに伸びやかな肢体を投げだしていった。
「お願い、いつまでも焦らせないで、私、狂ってしまいそう……ねえ、中にきてッ……お願いよ」