本販売日:2006/10/23
電子版配信日:2008/09/19
本定価:681円(税込)
電子版定価:770円(税込)
ISBN:978-4-8296-1459-4
「いつも見ていたんでしょう? 私のことを……」
瞳を潤ませ、滾る股間を撫でながら囁く年上の淑女。
黒下着からはだけた乳房が、濡れた秘唇が、悩ましい。
大学生が出会い、溺れた人妻は同じマンションの住人。
隣人妻が教えてくれる性の世界は、何と甘美なのか?
理性と欲望の狭間で揺れ動く、熱い午後は終わらない。
あやこ(38歳)人妻
まや(27歳)人妻
なおみ(33歳)人妻
本編の一部を立読み
「あ、あっ、き、聞こえちゃうわ……ああん、そんなにしたら、わ、た、し、ああっ、声が、出ちゃうっ……はあっ、でも、あ、あ、声が出ちゃう、ううっっ!」
耳もとを裂くような叫びをあげて綾子がのたうつ。汗と猥汁でぬらぬらする下腹部を擦りつけながら、ソファの汚れるのも構わず高まっていこうとする。
「はあっ、だめ、だめっ、ああん、とっ、徹さんっ、なかが、ああん、私っ……」
「もっと声を出すんだ! ほら、ほらっ!」
あられもなく身悶える綾子に加虐の悦びを覚えた徹が腰を打ちつけながら命令する。パンパンと乾いた音がリビングに響く。
綾子が朦朧とした目を壁の時計に走らせて呻く。
「ああん、だめぇ、時間が! 抜いてっ? あの子が、あの子が帰ってきちゃうわっ!」
焦りと興奮とで徹はもはやとめることができなかった。それよりも、たとえ引き抜こうとしても綾子のキンチャクが太い棒を咥えこんで離そうとしまい。
「だめぇ! ああ、よして、抜いてぇ?」
玄関のほうを気にして腹の下で身をよじる綾子を押さえこみ容赦なく速射をつづける。無理やり挿しこむことで擬似レイプのような倒錯的な感覚を覚え、徹のペニスは余計に勢いづく。
「ああっ、お願いだからっ、徹さん、もう……ああんっ!」
なにを言っても聞き入れる気はなかった。もはや踏みこまれようとも突きあげる衝動は抑えられるわけがない。徹は冷酷に綾子の懇願を無視して、己が欲望を達そうと竿を壺でしごいた。
もはや抜く気はないのを悟った綾子は懇願しながらも腰を強く動かしていた。
「ああん、早くっ、早く出して、ああん、あああああっ!」
焦る徹が速射を食らわせた。綾子は顎を突きだして全身を震わせる。
「あうっ! いっ、イクう、イクう! ああん、もうだめぇっ!」
「……僕も、もう、もう、出ちゃうよっ、いい? いい?」
「いいわっ、ちょうだいっ! なかにっ、なかに出してぇぇ!」
徹は大きく腰を引いては挿しこみを断続的に繰りかえしスピードをあげた。綾子の身体が激しく上下する。黒い髪はソファの肘掛に乱れ、歯を食いしばった表情は苦痛を耐えるかのように歪んでいる。
肉樹がさらに膨張し、鉄杭のように硬くなって子宮を突きあげる。巨茎が粘膜を破ってしまいそうなくらい乱暴に腹のなかを突き刺す。
「ぐううっ、うっ、うっ、ううんっ、はあっ、来た、来たわ、あああああん!」
手のひらを口にあてがい声がもれるのを懸命に防ぎながら、綾子は腰から下だけを魚のように揺らして徹を受けとめる。
「ああっ! 出る、出る、出るぅっ! う、ん、ん、ん、んんんんんんん……っ!」
「んっ、んっ、んっ、んっ、うんぐぐぐぐぅっ!……」