役員秘書・涼子と美沙

著者: 風吹望

本販売日:2001/10/23

電子版配信日:2009/07/03

本定価:660円(税込)

電子版定価:770円(税込)

ISBN:978-4-8296-1069-5

役員秘書――才色兼備な選ばれし女のみに許された聖なる職。

脚線美も眩しい、華やいだ美貌を持つ相沢涼子・23歳。

成熟した肢体に、クールな表情が印象的な川嶋美沙・30歳。

誉れ高き女秘書だからこそ、社員の欲望を否応なく煽る。

白昼の会議室、下着姿になる恥辱に身を灼く涼子と美沙。

しかし、羞恥とは裏腹に、身体を悦楽の炎が包んでいく……。

登場人物

りょうこ(23歳)秘書

みさ(30歳)秘書

本編の一部を立読み

ガーターストッキングに包まれた白く長い二対の美脚の付け根には、その美貌とはおよそそぐわないほど下品なまでにパックリと口を開いた淫肉が、ともにぐしょぐしょに濡れそぼって口を開いている。二人ともその上半身は清潔感に満ちた知的な秘書の装いであるだけに淫靡さがいっそう際立っていた。

「さあ、先に入れて欲しいのはどっちだ。入れて欲しけりゃそのいやらしいケツを振ってみろ」

「はあ……ああん……」

美人秘書たちはともに甘い吐息を吐き、その白く丸いヒップを振りたててみせた。

剥きだしになった二つの秘貝も熱い涙を流してひくひくと蠢いている。

微妙に色と形が異なるため総体としてはまったく別の表情を呈しているが、ともに極上の味わいを持つ二つの美肉。吉岡は挿入感の淫猥なニュアンスの違いに思いを馳せ、二種類の最高級料理を前にしたかのように下品な舌なめずりをした。

「もっと大きくいやらしく振るんだ。上手にできたほうから先に入れてやるぞ」

明らかに大きく激しく腰を振り、吉岡にアピールしようとしているのは美沙のほうだった。オフィスの会議室で自慰行為を強いられるというシチュエーションの影響があったことは確かだが、美沙自身生身の肉棒に貫かれることを思っただけで、自制が利かなくなっている。

床に頬をつけ、あられもなくくねくねと腰を振りたてずにはいられなかった。

「普段はあれだけお高くとまっているくせに、そんなにこいつが欲しいのか」

吉岡は美沙の性癖の不思議さに半ばあっけにとられる思いだった。羞恥責めやバイブでの調教では、どんなに恥態を晒していてもどこか社長秘書としての高慢さが抜けきらない美沙が、生身の凶器に貫かれる時だけは一変して淫らな獣になる。それでいてその後には、また汚しきれない凛とした美しさをその表情に取り戻すのだ。

美沙を通して吉岡は女の深淵を垣間見る実感とともに、どちらが支配しているのかわからなくなるような錯覚にさえ陥るのだった。

吉岡の肉棒が先に貫いたのは涼子の柔肉のほうだった。吉岡は肉棒への希求がより強い美沙を焦らせ、狂わせることを選択した。

肉柱を涼子の秘貝が涙を流してやわやわと包みこむ。

「ああん……どうして……」

露骨な失望感を滲ませ、恨めしげに見上げる美沙の視線が、シャフトの快感に拍車をかけた。

「はあっ……ああん……」

涼子の若く、少し固さを感じさせるそこは吉岡の挿入に敏感に反応し、鋭敏な収縮を繰りかえし、二度と離さないといった貪欲さで吉岡を締めつけてくる。

涼子が振る腰の動きにシャフトが翻弄され、ひと振りごとに脳天までが痺れるほどの甘い刺激となって吉岡の腰を襲う。

「美沙はしばらくこっちで我慢するんだ」

吉岡は片手を伸ばし美沙の蜜壺へ指を挿し入れた。吉岡を待ち望んだそこは異常なまでに熱く、透明なジュースは太腿を伝い落ちるほどに流れだしていた。

「ああっ……はあん……」

美沙は瞳のどこかに不満げな色を滲ませてはいたが、吉岡の指が入りこんだ瞬間、ひときわ大きな声をあげ身体をのけぞらした。

美沙の甘くねっとりとした粘膜の感触が指先を包む。本物を待ち望みながらも、それでもけなげに指先を挟みこむ双肉。吉岡は自分の指が性器と化したかと思える悦楽を美沙からも与えられた。

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