淫の放課後
本販売日:1993/06/23
電子版配信日:2011/02/04
本定価:535円(税込)
電子版定価:660円(税込)
ISBN:978-4-8296-0499-1
「先生が好きだ、抱きたいんだ!」
少年の熱い訴えを、真喜子は拒みきれなかった。
熟れた淫肉を若く猛々しい剛直に荒々しく貫かれ、
33歳の女体は熱い愛蜜をしとどに滴らせはじめる。
許されざる性愛に狂う二人はまだ知らない、
母と子という禁忌をも越えてしまったことを!
まきこ(33歳)女教師
やよい(18歳)女子大生
本編の一部を立読み
勇一の舌と指先は、乱暴ではあったが、確実に真喜子を上昇させた。体にのっぴきならない快感が生まれると、乳首はすぐにピンッと硬くなった。秘唇の奥にひっそりと埋もれていたクリトリスもその存在を主張して、ぐんぐんと大きくなった。真喜子の全身に何度もおののきが走った。
「あああ……駄目、やめてちょうだい」
女教師の悩ましい声を、勇一は腹のなかでせせら笑った。
「嘘だ。気持ちいいくせに」
そのひと言で真喜子は、放恣に体を開いてしまいそうな自分を引きしめた。
「何を言うの!」
両手を突っ張ろうとしたが、二人の体は密着していたし、快感は常に掘り起こされていたから、口先だけの反撃しかできない。
確かにこの子の言う通りだわ……。
どっぷりと快楽の世界に身を置けたら、どんなに素晴らしいだろう。しかしそれは決して許されない。ともかく力の限り抵抗することだけが、女教師の取るべき唯一の残された道だった。だが、実際にはもうそんな力はなかった。
「先生、こんなになっているよ。ほら、ここ……ここがさ」
勇一は、両腿の狭間に差しこんだてのひらに、ことさら力をこめた。秘肉がかきむしられる。すると、そこから新たな疼痛が湧いて、またもや真喜子の、抵抗しなければいけないという信念をぐらつかせた。
あああ、もう駄目かもしれない……。
弱気になりたがる自分が不思議だった。草加や三沢にも同じような暴行を受けた。そのときは、それこそ必死になって拒否する姿勢をとりつづけたものである。
今も許容する気持ちこそないものの、心のどこかに甘さがあった。勇一が草加や三沢と較べて年下だからというわけではない。真喜子は、ひょっとしたら自分の心の奥底に、勇一と同じ年頃の子供がいるという潜在意識があるからではないか、と思った。そして、二人の出会いに運命的なものを感じていたことも確かであった。
だが、その程度で体を許す理由にはならない。心と体の矛盾のなかに真喜子はいた。
「先生……先生ッ」
勇一が女教師の上にのしかかった。ごつごつしたペニスが下腹の周囲に押しつけられる。
「いけないのよ」
真喜子が無意識に手を払った。そこに力強い異物が当たった。あやうく掴んでしまうところだった。そのとき真喜子は、体と同じように心も自分を裏切ろうとしていることを知った。