本販売日:2000/10/23
電子版配信日:2009/08/28
本定価:545円(税込)
電子版定価:660円(税込)
ISBN:978-4-8296-0996-5
美人女医を狂わせたのは、おぞましい肉塊の魔力。
夫亡き後も誉れ高き石山冴子に潜む
哀しくも淫らな性癖が、暗黒の倒錯世界へと導く。
冴子は奸計を企てた暴漢たちに脅迫され、
全裸の上から白衣を着て診察することに……。
悪魔のために奉仕する診察室で、美隷女医が誕生する!
さえこ(29歳)女医
本編の一部を立読み
知性と教養にあふれた石山冴子が、慎ましい未亡人の楔から解放されて官能の渦潮に呑みこまれ、女医からただの女に変貌しようとしていた。
ああ、もう、駄目になりそう。こんなこと、いやっ……。
冴子は自制心を失い、もうどうしようもなくなった。狂おしく燃えはじめた女体が、素直に快感を受け入れようとしている。頭が真っ白になり、すべてがどうでもよくなった。女医としての誇りと未亡人としての楔から解放された途端、冴子の性感は一気に高まった。
「あううっ……うんっ……」
冴子は腰を揺すって、激しく喘いだ。
「オマ×コいいだろう、女医先生。もっと、可愛がってやるからね」
「ああっ……あああっ……あ、あんっ」
膣内に埋めこまれた舌が、柔肉の襞をかきまわすように蠢くたびに、冴子の喘ぎはよがり泣きに変わった。
「いい気持ちって、言いなさい」
「ああ……ああん」
「さあ、女医先生。いい気持ちって言うんだ」
陰茎の代わりをさせていた舌を抜き取って肉芽を舐め、二本の指を膣内に押し入れた。
「ああっ……あああっ……いいっ」
冴子は激しくよがり声を発し、
「ああ、いいわぁ、とっても、いい気持ち!……」
男に指示された言葉を口走った。
「どうだい、女医先生。指じゃ物足りないだろう」
「ああ……」
「ペニスが、欲しいって言いなさい」
「ああ……いや、んっ」
「俺のペニスは、今、オマ×コに入れてる二本指の倍以上あるんだよ。欲しいでしょう」
男が指を抜き取って立ちあがり、ズボンからペニスを引きだし、冴子の顔に突きつけた。
「目を開いて、よく見なさい、女医先生」
「あっ……」
目を皿にして見つめたが、魂消たような声を立てた後、冴子は恐ろしいモノを見た時のようにギュッとその目を閉じ合わせた。
「コイツをハメられると、女は忘れられなくなるそうですよ、女医先生」
男は太い陰茎の先で、冴子の頬を撫でた。
「ああ……いや……」
見知らぬ男のペニスで頬を愛撫される屈辱に震えたが、冴子は腿の付け根の恥部が、沸騰しそうに熱くなるのを感じた。
「欲しいでしょう、女医先生」
怒張の亀頭部で、冴子の桜色に染まった美しい頬を弄ぶ。
「ああ……」
「素直に言いなさいよ、女医先生」
「ああ……言えませんわ」
「どうしてです?」
「そ、そんなこと……聞かないで」