本販売日:2005/05/23
電子版配信日:2007/08/01
本定価:660円(税込)
電子版定価:770円(税込)
ISBN:978-4-8296-1356-6
同僚社員にフェラチオを強制された、白昼の会議室。
獣の格好で初めて交わらされた、夜のロビー――。
恥ずかしいはずなのに、余韻を忘れられなかった。
夫とでは考えられない蜜戯で、覚醒する美人秘書。
脅迫され、羞恥勤務の果て、禁断の裏肉を穢された時、
玲菜は美しき人妻奴隷に生まれ変わる!
れいな(28歳)人妻
本編の一部を立読み
「……わたしは……東都物産専務秘書の藤崎玲菜、二十八歳の人妻です。……こ、これから、わ、わたしの……い、イヤらしいおま……おま……オマ×コ……を……開いてご覧にいれます……どうぞ、ごゆっくりご鑑賞くださいませ……」
何度もつかえながら、ようやく男の言った言葉を復唱した。言い終えた時、玲菜の全身には羞恥の汗がびっしりと浮かんでいた。女性器の俗称を口にしたのはこれで二度目である。だが、羞しさはあの時以上だった。
当然、言った言葉は実行しなければならない。
玲菜は、人差し指と中指の先でぽってり充血した二枚の肉片を探り当て、ぐっと左右にめくりあげるようにして押し開いた。淫らな蜜にまみれた肉片はぬるぬるしていて、油断するとつるっと指先から逃げていきそうなほど濡れていた。
「ひ、開いたわ……」
肉片の内部に湛えられていた淫蜜が、堰を失いとろとろと流れだす。蜜は、蟻の門渡りを伝い、排泄器官の窪みから糸を引きながら絨毯を汚してゆく。
「どんな気持ちだ?」
「羞しい。……死にたいほど羞しいです……うぅ……」
玲菜は喉の奥で嗚咽をもらした。
「死にたいほど羞しいのに、そんなにオマ×コを濡らしているのか。……玲菜はイヤらしいだけではなく、露出狂の変態なんだな」
女としてこんなあさましい姿を人目に晒しているのに、身体は熱く燃えあがり男のいう「スケベ汁」をとめどなく溢れさせているのだ。変態だと罵られても仕方なかった。
「どうした、なにも言わないのか。ということは、自分が変態だと認めたわけだな」
「ち、違う……わたし、変態なんかじゃない……」
「いつまでそう言っていられるかな。まぁ、いい。今度はクリトリスを見せてくれ。ちゃんと根元まで皮を剥くんだぞ。そうだ、口上を忘れるなよ」
「……口上?」
「さっきオマ×コを開いた時に言っただろ、オマ×コをクリトリスに変えればいいんだよ」
「あぁ、そんな……」
これでは自分で自分の性器の解説をしているようなものではないか。それでも、玲菜はなにかに憑かれたように、肉片の合わせ目のほうに指を滑らせた。
「こ、これが玲菜のクリトリスです……どうぞご覧になってくださいませ……」
指先で薄い皮を押しさげるようにして、真珠色の肉珠をせせりだす。その珠に偶然、指が触れた。
「あぅっ、くうぅ」
その瞬間、とてつもない愉悦が全身を貫いた。玲菜は身体を弓なりに反らせ、明らかに悦びの声とわかる喘ぎをもらした。
「いいぞ、もっと啼け。本性をさらけだすんだ。さぁ、指をオマ×コに挿れろ」
「は、はい。玲菜はこれから指をオマ×コに挿れます……あぁ、見て……」
玲菜にもう自分の意思はなかった。真っ暗なテレビの画面の向こうで、幾万の男たちが自分の痴態を息を潜めて見つめているような気がした。
(お願い、見ないで……。ううん、違う……あの……見て、……これが玲菜の本性なの……)