隣人妻と叔母が溺れるとき
本販売日:2008/08/23
電子版配信日:2010/07/09
本定価:734円(税込)
電子版定価:770円(税込)
ISBN:978-4-8296-1591-1
隣家の少年の視線を意識して身体を疼かせる人妻。
八年ぶりの同居生活で甥の青い性を感じた叔母。
二人の運命を変えたのは、一途な16歳の狂った欲望。
携帯テレフォンセックス、バルコニーでのヌードショウ……。
昼夜を問わぬ羞恥プレイの果て、牝の貌を見せる32歳と26歳。
(待ち遠しく思うなんて、いけないことよ、でも……)
さちえ(26歳)人妻
さやか(32歳)叔母・伯母
あかね 女子学生
本編の一部を立読み
全裸で屋外にいるということだけで、思考回路は焼き切れそうになっていた。言葉は理解できても、それがどういう行為を指すのか、しばらくわからなかった。
そしてわかった瞬間、幸絵は卒倒しそうになった。
このままでも死にたいほど羞しいのに……。
「どうしたの? 早くしないと誰かに見られるかもしれないよ」
心臓が凍りついた。
(そうよ、早くしなければ)
こんなに暗いのだ。真吾だってそんなに見えるはずがない。幸絵は覚悟を決め、それぞれの脚を肘掛に乗せた。椅子の背凭れに、背中を預ける姿勢にならざるを得ない。下肢はこれ以上はないというほど開かれ、幸絵の淫部の全てが夜の空に晒されていた。
羞しすぎるポーズに狂ってしまいそうだ。だが真吾はさらに指示を伝えてきた。
「自分でオマ×コを開いてみせて」
「し、真吾くん……もう……赦して……」
携帯を投げ捨てればいいだけなのだ。そうすれば羞しい指示を聞くこともない。でもできなかった。それどころか、指示を受けるたびに幸絵は、今まで経験したこともない法悦に溺れていた。
「み、見ないで……お願い……」
もう暗さは関係なかった。幸絵は、真吾の熱い視線を確かに感じていた。
中指と人差し指を左右の肉ビラにあてがい、逆Vの字に開く。
その時だった、俯いていた幸絵はいきなり眩しい光芒に包まれたことに気付いた。
はっとして顔を上げた。
「だ、だめっ、消してぇ……あぁ……ひどい……」
真吾の机の上から発せられた一条の鋭い光線が、幸絵の破廉恥な姿を情け容赦なく照らし出していた。さっき姿を消したのは、これを取りに行っていたために違いない。幸絵はパニックに陥った。慌てて肘掛から膝を下ろそうともがく。
「動かないで! 大丈夫、大丈夫だよ、僕にしか見えないよ。……さぁ、さっきと同じポーズを取って」
優しい声音は幸絵を少しだけ落ち着かせた。
道路側からはベランダが目隠しの役目をしていて、バルコニーの中が見えないことは知っていた。そのためには駐車場の奥まで入り込む必要がある。幸絵は、まだ点っているいくつかの家の窓に視線を泳がせた。どの窓もそんなに近くはなく、カーテンも引かれている。
身体の昂りは、もう引き返せないところまできていた。
「さぁ、オマ×コをもう一度、開いて見せて」
幸絵は下唇を噛み締め、目を閉じた。指を秘裂に這わせる。さっきと同じように、花びらを左右に思い切ってくつろげた。くちゅっと淫らな響きとともに、鮮やかな薄桃色の粘膜が露わになった。
夥しい淫らな蜜に濡れた恥唇や複雑な襞を刻む粘膜が、丸い光線の中で宝石のようにキラキラ輝いている。
「すごく綺麗だよ……でも目を開けて。ぼくを見て」