雪肌が闇に舞うとき
本販売日:2011/12/10
電子版配信日:2016/07/29
本定価:713円(税込)
電子版定価:770円(税込)
ISBN:978-4-8296-8125-1
「私は絶対に負けない。たとえこの身を犠牲にしても」
背中まで流れる漆黒の髪、美しくも冴えた容貌。公
儀の裏仕事を請け負うことに疑問を感じ、「組織」を
脱退した孤高の女剣士・莉緒。掛川藩の次期藩主を
組織が亡き者にしようとしている事実を知り、莉緒
は巨大な敵に反旗を翻すことを決意する。それは剣
と淫欲に彩られた長い闘いの始まりであった……
<もくじ>
第一章 孤高の女剣士・莉緒
第二章 淫欲の逃避行
第三章 消せない傷痕
第四章 最強の刺客
第五章 獣の群れ
第六章 肉檻からの脱出
第七章 お頭との対決
第八章 新藩主、誕生
りお 女剣士
なおみ 女剣士
本編の一部を立読み
「ああ、これはなんと……綺麗な女陰じゃ」
薔薇のように、幾重にも重なった肉の襞が渦を巻いている。
尚継は考えるより先に、莉緒の股間に顔を埋めていった。すると、尚継の鼻孔が、なんとも甘い匂いに包まれる。
こうして女人の股間に顔を埋めたのは、はじめてだった。藩主の次男として、奥女中の股間に顔を埋めることは憚られたのだ。
尚継はぐりぐりと莉緒の股間に顔をこすりつけていった。鼻が割れ目の中に入り、むせんばかりの性臭が襲ってくる。
「あ、ああ……尚継様……」
莉緒の熱い喘ぎが、頭の上から聞こえてくる。鼻に絖りを感じはじめる。
尚継は息継ぎをするかのように顔を引くと、今度は口を割れ目に当てた。舌をのぞかせ、女剣客の女陰を舐めはじめる。
たった今まで小川に入っていたのがうそのように、莉緒の女陰は蜜であふれていた。
それは、なんとも甘かった。この世にこのような甘いものがあったのか、と尚継は驚いた。
尚継は新しい玩具を与えられた子供のように、無心に莉緒の女陰を舐め続けた。
舐めても舐めても、蜜は尽きなかった。
「ああ、ああ……尚継様……そこまでです」
そう言って、莉緒が腰を引いていった。尚継の舌が女陰から抜ける。
「ああ、すまない……つい我を忘れてしまって……しかし、なんとも甘い蜜じゃのう、莉緒どの」
「そうですか」
尚継は名残惜しげに莉緒の恥部を見つめた。はやくも、割れ目はぴったりと閉じてしまっていた。
莉緒が尚継の前で、下帯をつけていく。尚継はまじまじと見つめてしまう。
「それは、特別に作らせたものなのか」
「はい、そうです。女下帯、というものです」
「女、下帯か。そうか」
将来、妻に、女下帯をつけさせてみたい、と尚継は思った。
莉緒が小袖に腕を通す。すると、形の良い乳房も、適度にあぶらがのった太腿も、尚継の前から消えた。
が、尚継は勃起させたままだった。立ち上がり、下帯をつけようとするが、勃起させた魔羅が邪魔となる。
すると、莉緒が魔羅を掴んできた。ぐいぐいしごいてくる。
「あっ、ああっ、莉緒どの……」
「一度、出されたら、小さくなりますから」
「そ、そうであるが……しかし……あ、ああっ……」
尚継は腰をくねらせ、女人のような声をあげた。莉緒の手しごきは、あまりに心地良すぎた。
「あ、ああっ、出てしまうっ、出てしまうぞっ、莉緒どのっ」
「このまま、出してください」
「しかし……あ、ああっ……」
おうっ、と吠え、尚継は射精させた。どく、どくどくっ、と勢いよく噴き出した精汁が、莉緒の小袖を汚していった。