美人女子大生・魔悦の夜
本販売日:1994/10/23
電子版配信日:2010/07/30
本定価:535円(税込)
電子版定価:660円(税込)
ISBN:978-4-8296-0583-7
「大事なオマ×コの毛を剃られる気分はどうだ?」
男の嘲笑を浴び、女子大生は羞恥に身悶えた。
全裸緊縛された白い肌が恥ずかしげに紅潮する。
二十歳の恥毛に剃刀が冷たく当てられたとき、
汚辱感とは裏腹に乳首は勃起し媚肉が甘く疼いた。
剃毛こそ、美保が隷嬢に墜ちた証なのだ。
きょうこ(20歳)女子大生
みほ(20歳)女子大生
まさみ(22歳)女子大生
みお(21歳)女子大生
さゆり(21歳)女子大生
本編の一部を立読み
野口のペニスはそそり立っていた。さゆりの唾液なのか、淫らに濡れている。
「あなた、どういうつもりなの」
「どういうつもりもないさ。さゆりが俺と寝たいと言ったから寝たまでさ」
「わたしのこと、愛してたんじゃないの」
「好きだよ。でも、俺のスペルマを真紀は呑んでくれなかったじゃないか。さゆりはおいしそうに呑んでくれるんだ」
「だから、梶谷さんのほうがいいというの……」
「俺に対する愛情が感じられるのさ。やっぱり、スペルマを呑んでもらうと、男はとてもうれしいものなんだ」
「そんな……」
真紀は二の句が継げなかった。
さゆりが野口の横に座った。真紀に微笑みかける。勝者の笑みだ。
さゆりの右手が野口の股間へ伸びる。白くしなやかな指先が、そそり立つ肉棒にからみつく。
さゆりはちらっと真紀に視線を投げると、美貌を野口の股間へ埋めていった。
「あっ……梶谷さん……」
真紀は驚いた。正面から、さゆりの舌が肉塊を這うのが、はっきりと見えるのだ。
「やめてっ、梶谷さんっ」
真紀は顔をそむけた。
さゆりの唇が野口の怒張をふくみにかかっていた。
「いい女だろう。いつも俺の肉棒をこうしてしゃぶってくれるんだ」
「やめて……」
真紀はかぶりを振った。
ピチャピチャと淫らな舌使いの音がする。目を閉じていても、さゆりが野口のものをしゃぶっている光景が脳裏に浮かんだ。
「やめさせてっ。おねがい」
「真紀。こっちを見ろよ」
野口はさゆりのバスタオルを剥ぎとった。
眩いばかりの裸身が現われた。ピチピチと弾けるような肢体だ。
野口はさゆりのバストに手を伸ばした。小さめの乳首をまさぐる。
「ううんっ……感じちゃうわっ……」
さゆりは甘い喘ぎをもらした。
「真紀、見てみろよ。さゆりは素っ裸で俺のを咥えてるんだぜ」
「いやっ、バカなことはやめてっ」
真紀は逃げだしたかった。けれど、足が動かなかった。ここで逃げれば、野口は完全にさゆりのものになるような気がしたのだ。
本当に、さゆりは野口の精液を呑んでしまうのだろうか。それだけは見届けておきたい気持ちがあった。
野口は女性にフェラチオさせるのが好きだった。ベッドのなかでも、真紀はよく「しゃぶってくれ」と言われた。
しかし、真紀は男性の性器を唇で愛するという行為が、あまり好きではなかった。最初の頃は嫌悪感だけだった。最近、やっと馴れてきたのだ。それでも、フェラチオすることによって、女としての悦びを感じるまでには至っていなかった。
だから、その精液を呑んでしまうなど、とても無理だったし、考えられなかった。それを、梶谷さゆりは喜んでやるというのか。
大胆なファッションといい、フェラチオ好きといい、真紀はさゆりにとても対抗できなかった。
浩一、どうしてあなたはそんな女が好きなの?……
真紀は野口に視線を向けた。いやでも、さゆりの横顔が目に入る。
さゆりは美貌を激しく動かしていた。優美な頬を淫らにすぼめて、男の怒張を吸いあげている。
真紀はもう目をそむけようとはしなかった。さゆりが浩一の精液を呑むところを見届けるのだ。そうすれば、野口のことをあきらめられるかもしれないと思った。
「うんっ……ううんっ……」
さゆりのくぐもった声が悩ましくもれる。長いまつ毛を伏せた横顔は、ほんのりと上気して美しかった。
おしゃぶりする顔があんなに綺麗だなんて……。
いつも顔をしかめて野口のものをしゃぶっていた真紀には、信じられないことだった。
「ああ……さゆりの口になさって……」
さゆりは熱い吐息をもらした。
「俺のスペルマを呑みたいのか、さゆり」
「ええ……呑みたいわ……さゆりに、たくさん呑ませて……」
さゆりは妖艶な眼差しを向けた。
唾液で淫らに濡れ光っている怒張が、ピクンと脈打った。
「……欲しい……」
野口の肉塊に粘っこい視線を注ぐと、さゆりは美貌を埋めていった。
「真紀。よく見ておくんだ」
さゆりの美貌が激しく上下する。
野口も、さゆりの唇を犯すように腰を使った。
「ううっ……」
野口がうめいた。さゆりの髪の毛をつかみ、肉塊を喉の奥まで突き立てた。
「うぐっ……うむっ……」
苦しげな、それでいて男の股間をくすぐる、せつないさゆりの鼻息がもれる。
「呑めよっ、さゆり」
野口は白濁をさゆりの口へぶちまけつづけた。
さゆりはむせながらも、脈打つ肉塊へ舌をからめてきた。それは、男にとって最高ともいえる快感だった。口内発射の心地よさは、女の唇を犯すという心理的なものと、発射している亀頭に舌がねっとりとからみついてくるところにある。それはもう、肉襞の感触よりまさっていた。
「最高だぜ、さゆり」
野口は満足げな笑みをこぼした。
さゆりはゆっくりと唇を引いた。白い粘液が糸を引くように垂れていく。
「……おいしかったわ……」
さゆりは小さくつぶやいた。
真紀は呆然と見ていた。負けたと思った。
男の精液をうっとりとした表情で呑んでいるさゆりを、美しいと思った。これが女だと思った。
フェラチオは、女性に与えられた、男性に対しての愛の表現手段だと、真紀は思い知らされた。