本販売日:2002/03/23
電子版配信日:2009/06/12
本定価:545円(税込)
電子版定価:660円(税込)
ISBN:978-4-8296-1094-7
美奈子は看護婦、男たちを魅了する魔惑の天使。
入院患者を翻弄し、性悦を味わう夜の病室。
中年男に屈服させられながら、絶頂を極めるリネン室。
誰も25歳の女体に秘められた真の淫性を知らない。
誰も過去、美奈子が犯した過ちを知らない。
弟との再会が、爛れた私生活を明らかに……
みなこ(25歳)看護婦
さえこ(36歳)女医
本編の一部を立読み
弟が自分を求め、感じてくれているのが嬉しかった。美奈子は雅之の体内から溢れでた露を指先にまぶし、ゆっくりペニスをしごいた。弟の肉棒はみるみる硬くなっていき、天井に向いて屹立する。指先に、熱くなったペニスのぬくもりが伝わってくる。雅之の官能が沁みこんでくるようで、心地よかった。
雅之の指が、スカートをめくりあげる。ヒップが剥きだしになると、雅之はお尻の谷間のほうに指先を滑らせてきた。
「あっ……あぅン」
弟の指が、お尻のほうから秘所をとらえ、美奈子は甘ったるい声をもらした。雅之は的確に美奈子の敏感な場所をとらえ、やんわりくすぐるように刺激してくれる。秘所からはとめどなく愛液が漏れだしていくのが、自分ではっきりわかった。
「すごく濡れてるよ、姉さん」
美奈子のペニスへの愛撫に、せつなげな表情を浮かべながら、雅之は美奈子の瞳を見据えて言った。
「欲しいの。すごく欲しいの、雅之」
美奈子は屹立した弟のペニスを激しく擦る。まるで獣になったように、欲望が身体の奥からあふれてくる。いったいどうしてしまったのだろう。今日の自分はなにかがおかしい。まるで、自ら淫乱であることを認めようとしているようだ。
「入れて。お願い」
美奈子は哀願の目で弟を見つめた。今はなにも考えたくない。ただ欲望のままに乱れてしまいたかった。
雅之の瞳に欲望の輝きが浮かぶ。弟はこくりとうなずくと、自らズボンのベルトを緩めはじめた。美奈子もまた、スカートの裾をたくしあげ、パンティとストッキングを太腿まで引きおろす。パンティの股布を見ると、秘所から漏れでた白っぽい愛液が、べったりとくっついていた。
こんなに欲情してるなんて……。
美奈子は眩暈にも似た感覚に陥りながら、トイレの壁に手をつき、雅之にお尻を向けた。ズボンを足もとまでおろした弟は、突きだされた姉のヒップに両手を添え、弓なりに反りかえったペニスを秘所に押しつけてきた。
「すごい。めちゃくちゃ濡れてるよ、姉さん」
雅之は右手でペニスを握りしめると、美奈子のクレヴァスに擦りつけてきた。熱く昂った亀頭が肉襞を押し割り、粘膜に触れる。とろけるような快感が、美奈子の秘所にひろがっていった。
「あああ、入れて。お願い、雅之。早くちょうだい」
美奈子は腰をくねらせ、自ら女陰を弟のペニスに擦りつける。もどかしい高まりが、下半身にひろがっている。身体の奥から、雅之を求める愛液が、とめどなく溢れだしてくるのがわかった。
雅之は亀頭を美奈子の秘孔に押し当てると、ぐっと腰を突きだしてきた。くちゅっという湿った音をたて、雅之のペニスが美奈子の蜜壺に埋没する。